「アリさんマーク」で知られる引越社関東(東京)やグループ会社を相手取り、元社員らが作業中の事故の弁償金返還などを求めた集団訴訟などについて、中央労働委員会は14日までに、全面的な和解勧告を行った。元社員らは訴訟を取り下げる方針で、同社をめぐる一連の労働紛争は終結する。

 原告は元従業員の男性ら33人で、2015年から東京や大阪、名古屋の各地裁で係争していた。引っ越し作業中に荷物が破損した場合、賠償額を「弁償金」として給料から天引きする制度などを不当とし、同社に計約2億4000万円の支払いを求めていた。他にも4人が都労働委員会などで同社と交渉を行っていた。