クレジットカードのお得な活用方法を指南する【クレカ・ポイント診断】。同じようにクレカを使っていても、ちょっとした工夫でお得に利用できるケースが多々あります。そんなお得なクレカの利用方法についてご紹介していきます。そんなテーマにぴったりの今回の相談は、メーカー勤務の竹中美津子さん(仮名・25歳)からです。

「普段からケータイ料金や電気代をクレジットカードから引き落としにしたりして、クレカのポイントを貯めています。でも1年使ってもそんなに貯まるわけではないのに、同僚のA子はポイントを美容家電に交換したり、旅行に行ったりと、やたらとポイントが貯まっているみたいなのです。給料にそれほど違いはないので、疑問に感じて聞いてみると、ポイントを二重取り、三重取りしているので、効率良くポイントが貯まるんだと説明してくれました。教えてもらったのですが、イマイチよく理解できません。いったいどういうことなのか、詳しく教えてもらえないでしょうか?」

ポイントの二重取りというのは言葉の通り、1回の支払いでポイントが2倍貯まるということ。同じように買い物していても、それで2倍のポイントが貯まればお得ですよね。これは電子マネーとクレジットカードの組み合わせによって行なうことができます。早速、その方法についてご紹介しましょう。

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電子マネーには先払いと後払いの2種類がある

カードやケータイをかざすだけで支払える電子マネー。コンビニを筆頭に利用できるところが増えてきたので、複数を使い分けしている人も多いことだと思います。電子マネーには2種類あり、先にお金をチャージしておくプリペイド型と、クレジットカードの支払いとまとめられる、後払いのポストペイ型があります。

ポイントの二重取りができるのはプリペイド型の電子マネー。しかも加盟店で利用したら必ずポイントが付く電子マネーが有効です。それはイオングループの『WAON』、セブン&アイグループの『nanaco』、楽天グループの『楽天Edy』の3つ。JR東日本が提供する『Suica』もポイントが貯まりますが、一部の店舗に限られるので、ここでは説明を省きます。

電子マネーにはカードタイプのほか、おサイフケータイ、クレカ一体型があります。

電子マネーにチャージするとお得なクレジットカード

電子マネーのチャージ残高が少なくなったら、どのようにチャージしていますか?ポイントを二重取りするには、クレジットカードからチャージする必要があります。ただクレカには3種類あって、そもそも電子マネーにチャージできないもの、チャージはできるけど、ポイントが貯まらないもの、そしてチャージすることでポイントが貯まるものがあります。ポイントの二重取りに必要なのは、電子マネーのチャージでも、ほかのショッピングと同じようにポイントが貯まるクレカ。

つまり電子マネーのチャージでポイントが貯まり、その電子マネーを使うことでもポイントが貯まる。これがポイントの二重取りのからくりです。では『WAON』『nanaco』『楽天Edy』のチャージでポイントが貯まるクレカにはどのようなものがあるのでしょう?

二重取りできる電子マネーとクレカの組み合わせは?

本来、電子マネーやプリペイドカードなどのチャージ利用分には、クレジットカードのポイントが付かないのが一般的です。とはいえ、同じグループが発行するクレジットカードを始め、様々なクレカで利用できる電子マネーもあります。ここではよりお得度が高い、おすすめの組み合わせを紹介します。

『WAON』のチャージで常時ポイントが貯まるのは、同じイオングループが発行するクレカの『イオンカードセレクト』のみ。上位カードの『イオンゴールドカードセレクト』でも貯まりますが、このクレカは招待制なので、まずは『イオンカードセレクト』を利用して、信用を高めた人が入会できます。

『nanaco』も同様に、同じセブン&アイグループの『セブンカードプラス』でポイントが貯まります。ただ貯まるポイント還元率が0.5%になるので、年会費無料の『リクルートカード』の方が1.2%のポイントが貯まるのでおすすめです。

そして『楽天Edy』も同様に、同じグループの『楽天カード』でポイントが貯まります。ただ通常100円で1ポイント貯まる『楽天カード』ですが、『楽天Edy』のチャージでは200円で1ポイントになります。ここでも『リクルートカード(Visa、Mastercard)』の方が1.2%のポイントが貯まるのでお得になります。『リクルートカード』はJCB、Visa、Mastercardの3つの国際ブランドを発行していますが、JCBでは『楽天Edy』のチャージができないのでご注意ください。

共通ポイントカードを加えて三重取りが完成!

電子マネーとクレジットカードの組み合わせに加えて、共通ポイントカードを一緒に利用すれば、ポイントの三重取りが可能です。主要な共通ポイントカードには、『Tポイントカード』『Pontaポイントカード』『楽天ポイントカード』『dポイントカード』があります。

代表的な共通ポイントカード4種。

例えば、ローソンで『イオンカードセレクト』からチャージした『WAON』で支払い、『Pontaポイントカード』または『dポイントカード』を提示したり、ファミリーマートで『リクルートカード』からチャージした『楽天Edy』で支払い、『Tポイントカード』を提示すると、ポイントの三重取りができます。

ただ三重取りしたからと言って、それが一番お得な支払い方法というわけではありません。そこが難しいところ。厳密に考えると、ローソンではこのカード、ファミリーマートではこのカードとなるのですが、そこまで考えず、まずは自分がよく利用する店舗で、どの電子マネーやポイントカードが使えるのか調べて、自分にとって利用しやすい二重取り、三重取りパターンを考えてみてください。

・賢人まとめ

ポイントの二重取り、三重取りの仕組みを作るのは面倒ですが、その仕組みが出来上がれば、後は使うだけで得できます。クレジットカードの見直しも含めて、自分にとってベストな組み合わせを考えてみてください。

賢人プロフィール

 クレカ・ポイントの賢人綿谷禎子
ライター、「All About」ガイド
情報誌の編集部から編集プロダクションを経てフリーランスに。現在は小学館発行のビジネス情報誌「DIME」を中心に、企業のオウンドメディアや情報サイトなどで幅広く執筆。生活情報サイト「All About」のガイドも務める。クレジットカード、ポイント、電子マネー、通信費節約などのジャンルのほか、趣味の文具や手帳の記事も手掛ける。
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