新潟県を舞台に、家族の絆を描いた伊吹有喜さんの小説「ミッドナイト・バス」が映画化され、2018年1月から上映中だ。

つい先日、この映画を見た記者。冒頭で、主人公の恋人が新潟市に到着した際、街の風景を見て「新潟ってもっと雪があるのかと思ってたけど、あまり雪ないんだね」ということを言っていたのが印象的だった。

ふとツイッターを見てみると、

「新潟県も新潟市はあんまり雪降らないからな...」
「新潟県は新潟市があまり雪降らないから報道されない傾向にある」
「新潟市はあんまり雪も降らないし(今年は異常)スキーやる人もそんなに居ないのです!」
「新潟市出身の友達がいますが、昔から『いわゆる豪雪地帯以外はそんなに雪降らないよ!』と言ってましたが やはり例年になくやばいのですね」

などと、平年は雪が少ない、と思わせる反応も多数出ていた。

果たして新潟市の積雪量は、他の雪が降る地域と比べ少ないのか、調べてみた。

「湯沢など豪雪地帯と比べると...」

新潟県ホームページによると、2018年2月14日10時時点での新潟市の積雪量は32センチ。近隣の三条市では105センチ、また長岡市では115センチと大きさ隔たりがある。たしかに周辺都市よりも、いまの積雪量は少ないようだ。

では、その理由は何なのか。Jタウンネットが日本気象協会新潟支店に2月14日に「新潟市であまり雪が積もらないと言われているのはなぜか」と聞くと、

「テレビなどのニュースで映る『新潟』は、湯沢町などメートル単位で雪が積もっている場所が多いため、新潟市に行くと『雪がないね』と思われるのではないか」

と話した。

湯沢町は新幹線の越後湯沢駅があり、降りるとすぐにスキー場があることから、雪は深く積もっている。同町の14日10時時点の積雪量は183センチにのぼる。

一方で新潟市は沿岸部に位置するため、海水温や海風の影響を受け、気温がさほど低下せず、雪が降らないのだという。

沿岸部に雪が積もらないというのは新潟市に限った話ではなく、富山市も平年は20センチ程度と、さほど積もらないという。

だが2018年2月12、13日には平年以上の雪が降り、気象庁の発表によると金沢市では14日14時時点で38センチ、富山市では14日14時時点で58センチとなっている。

それでも東京都内など首都圏と比べると積もってはいるので、行く際には注が必要だろう。

「新潟市で雪はあまり積もらない」と言われるワケは...(Hiroshi Itogaさん撮影、Flickrより)