iOSやmacOSで大きなバグが相次いでいることを受けて、Appleが新機能を毎年追加する現在のアップデート周期を見直し、iOS12は比較的小規模なアップデートになる、との情報について、元Microsoftの開発部門トップが「開発のプロセスを見直すだけで、ごく普通のこと」と反論しています。

バグ対策目的のアップデート周期変更報道に41回のツイートで反論

先日、AppleがiOSやmacOSに数多くの新機能を追加する定期アップデートを見直し、2018年に公開されるiOS12やmacOS10.14は比較的小規模なアップデートになる、とBloommbergが報じて話題となりました。
 
かつてMicrosoftでWindows7やWindows8などの開発を率いたスティーブン・シノフスキー氏は、Twitterで44回も連続で書き込み、この観測に反論しています。

Appleの品質レベルは業界でも類を見ないレベル

成長を続けるプロジェクトにおいて、時間が経つとプロセスやアプローチを再考する必要が出てくるというのはよくあることだ。
 
機能や優先事項の決定、開発スケジュール、統合テストなどの変更は、もはや変更とは呼ばない。よくあることだ。

 

 
シノフスキー氏はさらに、

 

Appleの製品が以前よりも安定性が低下している、という観測は「バグだらけ」だ

 

と述べ、以下のようにAppleを擁護しています。

 

Macと、iOSとハードウェアの品質は我々の業界でかつてないレベルにある。iPhone Xのリリース規模を考えてごらん。たった数カ月で、ゼロから3,000万台に到達するなんて、とんでもない規模だ。それなのにiPhone Xは、他の製品よりも動作は良好だし、信頼性も高い。

 

OSのアップデート周期見直しは普通のこと

シノフスキー氏は、AppleがOSのアップデート周期を見直すのは、大騒ぎするような問題ではなく、ごく普通のことだ、という見解を強調しています。

 

Appleは、単に開発プロセスを見直すだけだ。それは、リスクを分析し、工程を組み立て、優先事項を設定する、ということだ。これこそが、プロジェクトを動かすということだし、我々はその仕事のために給料を払っているんだ。

 

不具合報告の相次いだiOS11とmacOS High Sierra

iOS11では、入力した文字が勝手に変換される不具合のほか、iPhone Xで電話の着信を取り逃がす不具合、最近ではiPhone Xが通話後にフリーズする不具合などが報告されています。
 
macOS 10.13 High Sierraでは、パスワードなしで管理者以上の権限でのログインが可能になる不具合などが発見されていました。
 
2018年6月の世界開発者会議(WWDC)での発表が見込まれるiOS12は、目立つ大型アップデートは見送られるものの、iPadで顔認証のFace IDやアニ文字が使えるようになるほか、MacでもiOS向けのアプリが利用可能になると報じられています。

 
 
Source:Twitter via AppleInsider
(hato)

AppleがiOSアップデート周期変更との報道、Microsoft元幹部が猛批判