ルイス・ガルシア氏は異国の地で奮闘する点を評価

 日本代表MF乾貴士が所属するエイバルは、現地時間17日にホームで首位バルセロナを迎え撃つ。UEFAヨーロッパリーグ出場権争いを繰り広げるチームにとって大一番となるが、現役時代にバルサなどで活躍した元スペイン代表FWルイス・ガルシア氏と昨季限りで現役を引退した元スペイン代表MFシャビ・アロンソ氏が、乾について言及。「どんどん重要な存在になっている」「違いを生み出せる選手」と称賛している。「Omnisport」のインタビューで語った。

 バルセロナ下部組織出身のL・ガルシア氏は、20代前半までは毎年のようにテネリフェやバジャドリードなどへのレンタル移籍を繰り返したが、2002-03シーズンに在籍したアトレチコ・マドリードで活躍。翌年には古巣バルサでプレーし、04-05シーズンからはリバプールに初の国外移籍を果たした。06年ドイツ・ワールドカップ(W杯)に出場するなどキャリアの全盛期を過ごし、30代に突入して以降はギリシャ、メキシコ、インド、オーストラリアと様々な国を渡り歩いた。

 世界の名手たちと時をともにしたL・ガルシア氏が、エイバル3年目を迎えた乾について語っている。

「僕らの中でもイヌイの話はよく出るよ。エイバルが好調だからね。異なるリーグで異なる文化の中でプレーするのは簡単ではない。昨季のエイバルは良くなかったけど、乾はどんどん重要な存在になっているよ」

 昨季10位だったエイバルは、現在7位とUEFAヨーロッパリーグ出場権争いを繰り広げ、直近4試合もセビージャを撃破するなど2勝2分。好調を維持していることも手伝い、乾の話は頻繁に浮上するという。そして、異国の地でプレーする難しさを知るL・ガルシア氏は、スペインで存在感を増していく侍アタッカーに一目置いていた。

エイバルOBのアロンソ氏は乾の可能性に言及

 一方、レアル・マドリードやバイエルン、リバプールなどで活躍したシャビ・アロンソ氏は、スペイン代表で通算114試合16ゴールをマークするなど、流麗なパスワークを武器とする代表チームにあって司令塔の役割を長年担ってきた。

 まさにスペイン黄金期を築き上げた一人だが、そんなレジェンドも乾のことを把握しているという。

「イヌイのことはよく知っているよ。僕はエイバルに詳しいからね。エイバルは人の距離感がすごく近くて、選手の成長を手助けしてくれる環境なんだ」

 シャビ・アロンソ氏は2000-01シーズンに期限付き移籍でエイバルに所属。クラブOBだからこそ感じる環境の良さを明かすとともに、乾の印象についても口を開いた。

「イヌイはテクニックに優れていて、違いを生み出せる選手だ。近い将来、世界にインパクトを残せるかもしれないね」

 乾は昨季リーグ最終戦、バルセロナ相手に衝撃の2ゴールで強烈な輝きを放っており(結果は2-4)、シャビ・アロンソ氏も「違いを生み出せる」と称賛している。昨年9月に行われた今季初対戦では敵地で1-6と大敗を喫したが、再びゴールを挙げて、世界にインパクトを残すことができるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

元スペイン代表のレジェンド二人がエイバル乾を評価 「重要な存在」「違いを生み出せる」