「これだけ“らしさ”が出せないとは思っていなかった。その責任は全て私にある」

 試合後の記者会見でこう語ったのは、今季からガンバ大阪を率いるレヴィー・クルピ監督。10日に行われた明治安田生命J1リーグ第3節は、前年度王者の川崎フロンターレに0-2で敗れ、J2降格を味わった2012年以来の開幕3連敗となった。クルピ監督は「チームとしてのバランスの悪さ」を敗因に挙げ、「技術・戦術・メンタル。全てにおいてあるべき姿から遠い」と分析する。

 その「バランス」が最も欠けているのが中盤だという。昨季までチームの中心を担った井手口陽介が欧州へ移籍。今野泰幸も負傷により不在が続いている。今節は遠藤保仁と市丸瑞希がダブルボランチを組み、トップ下に井出遥也を配置した。開幕スタメンの座を勝ち取ったルーキーの福田湧矢、新加入の矢島慎也と中盤の選択肢は豊富だが、遠藤を除き突き抜けた存在がいないのも事実だろう。

 そこで“救世主”として期待されるのが、7日に加入が発表されたマテウス・ジェズスだ。世代別ブラジル代表の経験を持ち、昨季はクルピ監督が指揮を執ったサントスでプレー。フィジカルを生かしたボール奪取と左足のパスを持ち味とするボランチは、クルピガンバで中盤の軸になり得る。

 クルピ監督は課題の中盤について「まずは若い選手を起用しながら見極めをしていく。これからマテウス・ジェズスが中盤に加わりますし、もうしばらくすれば今野も復帰します」と言及。「時間が掛かるかもしれませんが、必ず建て直さないといけない」と再建へ気を引き締めた。

G大阪を率いるクルピ監督 [写真]=J.LEAGUE