リンがツインズと契約合意、当初の予想とは総額で約50億円の差に

 カージナルスからFAとなっていたランス・リン投手がツインズと1年1200万ドル(約12億8000万円)で合意したと米メディアが報じた。米最大の移籍情報サイト「トレードルーマーズ」は昨年末、リンは4年総額6000万ドル(約64億円)の価値があると算出していたが、FA市場の冷え込みもあり、単年契約での決着となった。

 昨年はリーグ最多タイの33試合に先発し、11勝8敗、防御率3.43の好成績を残していた30歳のリン。メジャー通算でも72勝47敗、防御率3.38の成績を誇る実力者で、オフのFA市場では先発投手としてダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタに続く「2番手グループ」の評価を受けていた。

「トレードルーマーズ」は昨年末の時点でFAランキング第9位と評価し、4年総額6000万ドルの契約を結ぶと算出。しかし、実際には年俸1200万ドルの単年契約に。出来高を全て獲得すれば最大1400万ドル(約15億円)と、年俸自体は予想に近づくことになるが、契約総額では大きな差がつく形となった。

 FA市場は史上稀に見る冷え込みを見せており、アリエッタを初め、多くの有力選手もまだ契約に至っていない。8日(同9日)には、ロイヤルズからFAとなったマイク・ムスタカス内野手が1年550万ドル(約5億8700万円)+出来高で再契約に合意。昨季年俸870万ドル(約9億2800万円)のムスタカスは、シーズン終了後にロイヤルズから提示された1年1740万ドル(約18億5700万円)のクオリファイングオファー(QO)を断り、FAとなることを選んでおり、10億円以上も低い金額、しかも“減俸”となった。29歳のムスタカスも複数年での大型契約が予想されていただけに、まさかの決着だった。まだ契約に至っていないFA選手たちにも厳しい結末が待っていそうだ。(Full-Count編集部)

ツインズとの契約が報じられたランス・リン【写真:Getty Images】