東京都が、千葉県との都県境を流れる江戸川などに新たに3本の橋を整備する方向で本格的な検討を始めた、と読売新聞が2018年2月26日(東京版夕刊)に報じた。

記事では、2011年の東日本大震災時、千葉方面へ歩いて帰る人で橋があふれ、渡るのを断念した避難者が生じる事態が発生。新たな橋の整備は、今後起こりうる大災害に備えるためだとしている。

いったい整備予定現場はどのような場所なのか。Jタウンネット編集部は、読売記事の地図を手掛かりに、整備検討場所だと思われる場所に実際に行ってみた。

「橋が作られるのは何十年先になるかわからないのでは」

読売新聞によれば、整備が検討されている場所は、江戸川と旧江戸川を挟む江戸川区と千葉県市川・浦安両市のエリア。

訪れたのは、3本のうち、江戸川区側の2か所。

都営新宿線瑞江駅から徒歩20分、柴又街道をまっすぐ進んだT字路交差点付近と、同線篠崎駅から10分ほどのところにあるT字路交差点。本当はもう1か所にもいきたかったが、薄暗くなってきたので断念した。

まずは1つ目の交差点から。柴又街道を直進すると、T字路交差点に行き着き、少し奥に行くと旧江戸川沿いに走る散歩道に出る。


交差点手前の標識には左方向に「篠崎」、右方向に「今井橋」。直進方向に矢印は伸びているものの、何も表記されていない。


普段から散歩道で散歩をしているという70代の男性に、「橋が出来たら便利になると思うか」と聞くと、「車には便利になるだろうね」と話す。


一方で、「橋が出来たら川の向こうまで散歩するか」と聞くと、「(川の向こうは)住宅ばかりで何もないから散歩しようとは思わないね」という。

男性は「すぐそこの柴又街道交差点(上記T字路)はここ2~3年前にできたばかり。橋が作られるのは何十年先になるかわからないね」と完成するかどうかに懐疑的だった。

住宅街が入り組んでおり...

2本目の橋(?)に移ろう。篠崎駅から10分ほどのところにあるT字路交差点の奥は、細く入り組んだ道に住宅街が密集している。


歩行者がいなかったので話を聞くことはできなかったが、交差点奥に住宅街があるため橋の建設は難しいのではないかと思った。

果たして橋は整備されるのか――。今後に注視していきたい。

柴又街道を直進した先にあるT字路(Jタウンネット編集部撮影、以下同)