味はもちろん、見た目の美しさにもこだわる日本の食文化。豊富な種類のおかずが小皿に美しく盛られて出てくる和食は中国人の興味をそそるようで、豪快に大皿に盛りつける中華料理とは違った良さがあると言える。

 これは菓子の分野でも同様のようだ。香港メディアの鳳凰網は8日、「美しすぎる日本の和菓子」を紹介する記事を掲載し、和菓子は「美しすぎて食べられないほど」と絶賛している。

 記事はまず、和菓子について、使われる材料としてはあんこが最も多く、砂糖を入れながら丁寧に煮詰める日本のあんこは「これ以上ないほど甘くて美しい」と称賛した。あんこは、もちの中に入れるのが普通だが、ほかにも多くの菓子に使われると伝えた。
 
 和菓子は中国ともつながりがあるようだ。記事は、遣唐使によってお茶が伝わったことで、茶道とともに茶菓子が広まったと伝えた。また、当時この菓子は貴族に愛されたため、今でも和菓子には優雅な名前が多いとも紹介した。

 それにしても、日本の和菓子が特別なのはその美しさにあると言えるだろう。彩りも美しく、形も様々な日本の和菓子を紹介しながら、記事は小さな和菓子のなかに「日本人の文化と国民性」が感じられると伝えた。日本を代表する花である桜をモチーフにした和菓子も多く、ピンク色のもの、花びらの形を模したもの、さらには材料に桜の花の塩漬けを使うことさえあると紹介。「小さな和菓子は、日本人の文化と精神を代表する存在の1つ」と、その美しさに感心している。

 和菓子は、遣唐使の時代に伝わってきた唐菓子から大きな影響を受けて今の形になったようだが、今日の中華菓子とは大きく異なっている。息をのむほど美しく、はかなささえ感じさせる日本の和菓子には、やはり日本人らしい繊細さがよく表れていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
小さな和菓子から「日本の文化と日本人の精神を感じる」、美しすぎて食べられない=香港