ゴジラ史上初の長編アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』の特別復活上映会&監督トークショーが11日、池袋で開催中の国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2018」内で行われ、登壇した静野孔文監督、瀬下寛之監督が実写版と大きく異なるアニメ版ゴジラの特徴などを語った。

 本作の舞台は、怪獣たちとの戦いの末に人類が脱出してから、2万年が経過した地球。長い年月をかけて進化を続けてきたゴジラの脅威に、再び地球に降り立った人類が立ち向かう物語だ。全3部作の3DCGアニメーション映画『GODZILLA』(通称:アニゴジ)の第1章として、昨年11月に公開され、話題を呼んだ。

 新生ゴジラについて、瀬下監督は「アニメならではのゴジラにしなければいけないので個性が欲しくて、神様にしよう! と。ご神木みたいになればいいなと思いました」とコメント。静野監督は「ハリウッド版ゴジラや『シン・ゴジラ』との差別化を図る重要なポイントとして、ご神木はいいアイデアだと思いました。その一言で映像が頭に浮かんで、これは行けるんじゃないかなと思いました」と回顧した。

瀬下寛之監督&静野孔文監督

 さらに、特撮のゴジラに比べて目が小さく見えることに関して、瀬下監督は「遠目で見ると得体が知れないけど、ホバーとかで(人間がゴジラに)近づいたときに一瞬目が見えると優しげ。その二面性を出すために小さくしています」と説明した。また、司会者から全体的に顔がノーブルに見えると指摘されると、「神様ですからね。もっとも高貴な存在として描きたかった」と見解を示した。

 そして、“アニゴジ”でのゴジラの定義を「台風や嵐、落雷は本来憎んでもしょうがない、自然そのものじゃないですか。基本的には(ゴジラは)そういう描き方」と紹介する瀬下監督。司会者に「人間に恨みがあるわけではない?」と問われると、「まったくそうですね」と回答し、「ゴジラは……」と続けるが、「あまり言うとネタばらしになっちゃう? 今、『ゴジラは』って言った瞬間、『止めろ!』という圧力が(頭の中にかかった)」とぶっちゃけ、会場の笑いをさらっていた。

 第2章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』は5月18日に全国公開される。(取材:錦怜那)

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