高木美帆が屋外リンクでの歴史ある世界選手権に優勝 2万5000人の観衆に強さを見せつけた

 スピードスケートの世界選手権(アムステルダム)第2日は10日、2種目が行われ、平昌五輪で金、銀、銅メダルを獲得した高木美帆(日体大助手)が4種目合計166.905点で、男女を通じ、日本勢初の総合優勝を果たした。伝統ある屋外リンクでの大会を制し、歴史に名を刻んだ高木は「こんな経験は一度きりだと思う」と感激している。国際スケート連盟(ISU)公式サイトが伝え、公式インスタグラムでは屋外リンクならではの夕闇の中で恩師デビットコーチと交わした歓喜の抱擁の一枚も公開している。

 スケート大国、オランダでの世界選手権で総合優勝を果たした。1928年のアムステルダム五輪のメイン会場となった屋外のオリンピックスタジアムで、約2万5000人の観衆を前に地元の英雄、五輪金メダル5個の女王イレイン・ブスト(オランダ)を破って頂点に立った。

 ISUはこの大会の歴史を紹介した上で、高木のコメントをこう伝えている。「こんな素晴らしい観衆の前で滑る経験はスケート人生で一度きりだと思う。とても嬉しい」と喜びに浸っていたようだ。

 普段は屋内のリンクが主戦場。観客の数も比較にならない会場で、さらにライバルの母国。完全アウェーの中で、オランダ紙が「一度も危険ゾーンに入ることはなかった」と称賛したほどの圧勝劇。「ミホ・タカギ」の速さと強さを、王国オランダのファンも目に焼き付けたはずだ。(THE ANSWER編集部)

高木美帆【写真:Getty Images】