ブンデスリーガ第26節が11日に行われ、MF香川真司が所属するドルトムントはホームでMF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトと対戦した。

 左足首を負傷している香川は公式戦7試合連続でメンバー外となった。フランクフルトでは長谷部が先発メンバーに名を連ね、鎌田はメンバー外となっている。

 試合前の時点で勝ち点が並んでいたドルトムントとフランクフルトの注目の上位対決は、トップ4争いを占う上でも重要な一戦となる。試合が動いたのは12分だった。縦に抜けてマフムド・ダフードのスルーパスを受けたクリスティアン・プリシッチがクロスを上げる。このボールがマルコ・ルスのオウンゴールを誘う形となり、ホームのドルトムントが先制に成功する。

 後半に入ってからはより攻勢を強めていったフランクフルトは、控えから出場した選手たちが躍動を見せる。75分、右サイドで得たフリーキックから途中出場のジョナサン・デ・グズマンがクロスを上げると、同じく途中出場のルカ・ヨビッチが頭で合わせてゴールネットを揺らす。ニコ・コバチ監督の采配が見事に的中して、フランクフルトが試合を振り出しに戻した。

 同点に追いつかれたドルトムントも、負けじと交替出場の選手が持ち味を発揮する。77分、プリシッチとのワンツーでディフェンスラインの背後を取った途中出場のミシー・バチュアイが冷静にGKを破って得点を挙げ、頼れるストライカーの活躍であっという間にドルトムントが再度のリードを奪う。

 このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイムに、フランクフルトが執念を見せる。デ・グズマンのパスに反応して裏に抜け出したダニー・ダ・コスタが右サイドからクロスを上げると、このボールに中央に走り込んだ交替出場のダニー・ブラムが合わせてネットを揺らし、フランクフルトが土壇場で同点へと追いついた。

 アウェイチームの粘りによって劇的な展開が生まれたが、試合がこのまま終わることはなかった。同じく後半アディショナルタイムに、味方が浮かせて送ったパスをゴール前でトラップしたバチュアイがこの日2点目となるゴールを鮮やかに叩き込み、ドルトムントが試合終了直前にまたしてもリードを奪う。

 試合は3-2で終了し、終盤に2度のドラマが生まれたゲームを制したドルトムントが、重要な一戦を制して大きな勝ち点3を手にした。なお、長谷部は先発フル出場を果たしている。

 次節、ドルトムントは18日にホームでハノーファーと対戦。フランクフルトは17日にホームでFW武藤嘉紀が所属するマインツと相対する。

【スコア】
ドルトムント 3-2 フランクフルト

【得点者】
12分 1-0 マルコ・ルス(オウンゴール)(ドルトムント)
75分 1-1 ルカ・ヨビッチ(フランクフルト)
77分 2-1 ミシー・バチュアイ(ドルトムント)
90+1分 2-2 ダニー・ブラム(フランクフルト)
90+4分 3-2 ミシー・バチュアイ(ドルトムント)

2ゴールを決める活躍で勝利に貢献したバチュアイ(中央) [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images