働く妙齢男女が直面する「野菜を摂らなきゃ」プレッシャーも何のその。楽しくおいしく、野菜で飲めれば最高! と、酒に合う野菜のおつまみ、通称“ベジつまみ”を提案。外食好き&料理ベタの酒飲み女性ライターが、マクロビ料理家・丸さんの指南を受けつつお届けします。

 私のように料理が下手な人間でも、せっかく葉っぱがついた大根を買ったときは「この葉を捨てずに何か一品作ろう」くらいのことは考える。ただ、やるとしたら塩もみして簡単な浅漬けにするとか、おみそ汁の具に使うとか、その程度。もうちょっと気の利いたアイデアがパッと湧けばいいのだが。

「ごはんのお供とかどうですか? かんたんだし、ちょっとしたお酒のつまみにもなってよいかも」

 瞬時にこう答えてくれるのが丸さんの頼りになるところ。材料を切っていたかと思えば、ちゃちゃっとフライパンで炒めて、瞬間的に出来上がったのが大根葉を使ったピリ辛ふりかけ。
 味つけ自体は他の野菜でも応用できるので、大根葉でなくとも、葉物野菜が余ったときに作れるもう一品として覚えておくとよいのだそう。

 肝心のお味は、ごま油の香ばしさが大根葉の苦みとぴったり。しいたけの出汁が奥行きを加えつつ、ピリッと全体を引き締める七味もよい感じだ。そして何と言ってもいい仕事をしているのは、食後にふんわりと香るゆず皮の効果。これがあることで、印象が品よくアレンジされている。こういうの、思いつかないなあ。

「熱々ごはんに乗せるイメージで作りましたが、このままチビチビお酒のつまみに食べてもおいしいですよ」

 残りもので作ったもう1品がすっかり主役。白いご飯と一緒にビールをおいしくいただいたのであった。

「大根葉のピリ辛ふりかけ」のレシピ

材料(1人分)

・大根の葉……100g
・しいたけ……2個
・ニンジン……5cm
・にんにく……1片
・ごま油……大さじ1
・しょう油……大さじ1
・七味唐辛子……小さじ1
・塩……小さじ1/2
・ゆずの皮……適量
・コショウ……適量
・ごま……適量

作り方

1.大根の葉を細かくカットする。ニンニク、ニンジン、しいたけ、ゆずの皮はそれぞれ薄くスライスし、細かくみじん切りにする。

2.フライパンにごま油をひき、弱火でニンニクを炒める。ニンニクがきつね色に変わったら、【1】の残りの材料をすべて入れ、中火でしんなりするまで炒める。

3.塩、コショウ、しょう油を入れてよく混ぜ、最後に七味で味を調え、胡麻をふりかけたら完成。

●プロフィール

料理監修/丸さん こと 丸山翔

埼玉県出身、東京在住。鉄板焼き料理人、マクロビオテックセラピスト。スケートボードライダーを経て料理修業を開始。自身の店を開店後、現在は野菜や自然食を得意とする半農料理人として出張居酒屋などのイベントも開催。トランスセクシャルとしてLGBTのサポート活動も行う。
HP: http://okonomimaru-sk8.wixsite.com/marusuke-kitchen

写真・文/木内アキ

北海道出身、東京在住。“オンナが楽しく暮らすこと”をテーマに、雑紙や書籍、ウェブなどで人・旅・暮らしにフォーカスした文章を執筆。好きなつまみは氷頭。目標は「きちんとした自由人」。執筆活動の傍ら、夫と共に少数民族の手仕事雑貨を扱うアトリエショップ『ノマディックラフト』を運営中。
HP: http://take-root.jp/

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