2011年3月11日に発生した東日本大震災から、7年が経過した。甚大な被害を出した震災では依然として多くの人が避難生活を送っているが、一方で時間の経過とともに、記憶や関心が薄れていくことも懸念されている。中国メディア・東方網は9日、「日本人の心に深く刻まれた、3つの大地震」とする記事を掲載した。

 記事は、「日本は世界で最も地震の多い国の1つ。国全体が地震帯にあり、毎日のように各地で小さな地震が発生している。その多くは気づかないほど小さい地震だが、これまでに発生した3つの大地震は日本人の心の中に悲惨な記憶として永遠に残っている」としたうえで、1990年以降に発生して大きな被害を生んだ震災を3つ紹介している。

 1つめは、1993年7月12日に発生した北海道南西沖地震。北海道の日本海側で発生したマグニチュード7.8の地震自体による被害は決して大きくなかったものの、すぐに到達した大津波が深刻な被害をもたらしたことを紹介。死者202人、行方不明28人を出し、奥尻島では津波を教訓として大規模な護岸工事が行われたとした。

 2つめは、95年1月17日に発生して6435人の死者を出した、阪神淡路大震災。海で発生する地震とは異なる内陸型の浅い震源での地震で、マグニチュード6.9という規模ながら多くの建物が倒壊し、古い家屋が軒並み全壊したほか、阪神高速道路の高架も倒れたと説明。また震災発生後の3カ月間で120万人のボランティアが支援活動を行うなど、日本におけるボランティア活動のターニングポイントになったとしている。

 そして、3つめが、東日本大震災だ。日本の観測史上最大のマグニチュード9.0という巨大地震であり、発生数日前には同7.2の強烈な前震も起きていたと紹介。地震が大津波を生み、大津波が福島第1原発事故を引き起こすという連鎖により被害が拡大、死者1万5000人以上、負傷者6000人以上、行方不明者2500人以上という、日本の記録史上3番目に大きな死者を出した自然災害となったことを伝えた。

 記事は、「地震が頻発する島国で生活する日本人は、すでに地震を日常生活の一部とみなしている。日本に住んでいる以上地震から逃れることはできないが、被害を極力減らす努力は行われている。日本では地震から身を守る訓練を幼児の頃から実施する。日本の地震災害からは、われわれが学ぶに値する教訓が多いのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
日本人が絶対に忘れられない、中国人も教訓を学ぶべき、3つの大地震=中国メディア