伊坂幸太郎の小説『アイネクライネナハトムジーク』が実写映画化され、今冬に全国で公開される。

2014年に単行本が発表された『アイネクライネナハトムジーク』は、6章の短編で構成される恋愛小説集。伊坂と斉藤和義の交流から生まれた作品で、斉藤が伊坂に作詞を依頼した際に、「作詞はできませんが、小説を書くことならば」と書き下ろした短編小説が第1章の『アイネクライネ』、斉藤がこの文章から制作した楽曲“ベリー ベリー ストロング~アイネクライネ~”のシングル発売時に初回限定盤に付属する特典小説として伊坂が再び書き下ろしたのが第2章に収録されている『ライトヘビー』となる。原作は各章の登場人物に伏線が盛り込まれ、最終章で回収されるという構成になっており、映画版でもそれが主人公・佐藤を中心に展開していく。

主人公の佐藤役を演じるのは三浦春馬。佐藤は「劇的な出会い」を待つ日々を送り、仙台駅前で街頭アンケートを実施中にリクルートスーツ姿の女性と出会い、運命を感じるという役どころだ。

メガホンを取るのは『こっぴどい猫』『サッドティー』『退屈な日々にさようならを』『パンとバスと2度目のハツコイ』などの今泉力哉。原作者の伊坂幸太郎から「映像化できるのは今泉監督しかいない!」とのラブコールを受けて快諾したという。クランクインは4月となり、オール仙台ロケで撮影が行なわれる予定。

主演の三浦春馬は「この作品に登場するキャラクターが過ごす一瞬や、大切な人との言葉のやりとりが人生の音符となり、柔らかな応援歌になるよう、監督をはじめ、スタッフ、キャスト一丸となって撮影に臨みたいと思います!」と意気込みを語る。

今泉力哉監督は「この映画は“出会い”について、そして“特別ではない人々”の愛や関係性についての物語です。斉藤和義さん、伊坂幸太郎さん、三浦春馬さん、というさまざまな世代の“特別な人”ととともに、どこにでもあるような悩みや、平凡だけど美しい日常を描けたらな、と思っています」とコメント。

伊坂幸太郎は今泉監督と三浦について「『こっぴどい猫』がとても味わいのある群像劇だったので今泉監督なら、この小説を面白い映画にしてくれるのではないかとお願いしました。自分の小説世界が、今泉さん風に変換されるのが今から楽しみです。三浦春馬さんは僕の別作品『チルドレン』のドラマにも出てくれたことがあります。また出演してもらえてうれしいです」と期待を寄せている。

■三浦春馬のコメント
「アイネクライネナハトムジーク」という作品に関われること、とても光栄に思います。
この作品に登場するキャラクターが過ごす一瞬や、大切な人との言葉のやりとりが人生の音符となり、柔らかな応援歌になるよう、監督をはじめ、スタッフ、キャスト一丸となって撮影に臨みたいと思います!

■今泉力哉監督のコメント
この映画は“出会い”について、そして“特別ではない人々”の愛や関係性についての物語です。
斉藤和義さん、伊坂幸太郎さん、三浦春馬さん、というさまざまな世代の“特別な人”ととともに、どこにでもあるような悩みや、平凡だけど美しい日常を描けたらな、と思っています。

■伊坂幸太郎のコメント
『こっぴどい猫』がとても味わいのある群像劇だったので今泉監督なら、この小説を面白い映画にしてくれるのではないかとお願いしました。
自分の小説世界が、今泉さん風に変換されるのが今から楽しみです。
三浦春馬さんは僕の別作品『チルドレン』のドラマにも出てくれたことがあります。
また出演してもらえてうれしいです。
左から伊坂幸太郎『アイネクライネナハトムジーク』(幻冬舎文庫)表紙、映画版で主演を務める三浦春馬