ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアから2018年5月25日に発売される,PlayStation 4用ソフト「Detroit: Become Human」。本稿では,発売日が決定したということで,あらためて本作の概要をまとめて紹介する。

 本作の開発を担当しているのは,PlayStation 3用ソフト「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」や「BEYOND: Two Souls」を手がけたQuantic Dreamだ。いずれもPlayStation 4向けにリマスターされたものが,PlayStation Storeで販売されている。
 ちなみに,PlayStation 4版の「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」および2作品のセット商品「HEAVY RAIN -心の軋むとき- & BEYOND: Two Souls Collection」は3月14日まで30%オフの割引セールを実施中だ(PlayStation Storeの商品ページ)。

 “オープンシナリオ・アドベンチャー”というジャンルを標榜する本作の特徴は,プレイヤーの選択で未来が分岐し,物語が変化していくという点。
 物語の経緯だけでなく,最終的な着地点もプレイヤーの選択によって大きく変わるなど,Quantic Dream史上でもっとも複雑な作品になっているとのこと。その変化はプレイヤー同士でのシナリオに対する印象が異なるほどで,プレイヤー自身が紡いだ“自分の物語”になる,何度もプレイするモチベーションを高めるとうたっている。

 物語の舞台となるのは,2038年のアメリカ・デトロイト。人間と同等の外見や知性を備えたアンドロイドが登場し,さまざまな労働や作業を人間の代わりに担うようになった。しかし,アンドロイドによって職を奪われた人々による,反アンドロイド感情も高まっている。
 そんな状況下において,アンドロイドの中に,あたかも自分の意志を持つかのように行動する“変異体”が発見された――というのが,本作の導入部に相当するストーリーだ。


 本作でメインキャラクターとなる「コナー」「マーカス」「カーラ」はいずれもアンドロイドで,連続ドラマのように,それぞれのエピソードが紡がれていく。

 ここでは,エピソードの中から「人質」「キャピタル・プラザ」「夜のあらし」という3つのステージをピックアップし,「コナー」「マーカス」「カーラ」を紹介する。
 なお,いずれも画面写真が多いので折りたたんで表示している。すべて見る場合は「もっと見る」ボタンを押してほしい。


 コナーは,変異体捜査のために投入された最新鋭のアンドロイド。照合した証拠から過去の出来事を再現して,そこからプロファイリングを行う。アンドロイドの“体液”(ブルーブラッド)サンプルから情報をリアルタイムで取得する機能も備えている。


 ステージ「人質」では,暴走したアンドロイドが殺人を行い,人質を取って立てこもるという事件が発端となる。この前代未聞の事件に投入されたのが,捜査用モデルのプロトタイプ・アンドロイドのRK800“コナー”だ。
 感情がないはずのアンドロイドとの交渉を成功させる術があるのか? コナーは現場で集めた痕跡や証拠からプロファイリングを行い,“犯人”との交渉に臨む。

ムービー(※4Gamerへジャンプします)

コナー:過去再現・プロファイリング

コナーは、特別に搭載された物理シミュレーションソフトウェアにより、自在に証拠を照合して過去の出来事を再現し、そこから人間には容易に達することのできないプロファイリングをすることが可能である。

また、アンドロイドの“体液”サンプル(ブルーブラッド)を直接摂取することで、リアルタイムで情報を取得する機能も備えている。




交渉と結果

緊迫した交渉では、非常にシビアで繊細な判断が求められ、その積み重ねで、交渉の結果は大きく変化していく。


















 マーカスは,“変異体”となったアンドロイド達のリーダーとして,権利を求める活動をしている。元は老人の生活補助を行うアンドロイドだったのだが,モデルナンバーなどの詳細が分からない,謎のアンドロイドだ。


 マーカスは「変異体覚醒」「ハッキング」「未来行動予測」を行うことができる。
 変異体覚醒は,物理接触することで強制的にアンドロイドに意思を持たせられる(変異)という能力だ。これにより“同志”を増やせるわけだ。
 未来行動予測は,物理シミュレーションソフトによって,行動パターンを複数予測できるという能力だ。ハッキングは,電子機器やネットワーク機器にアクセスして,彼らの活動やメッセージを発信できる。

 キャピタル・プラザでアンドロイドが展示されている店舗を襲撃したあと,マーカスは人間達に向けてメッセージを発信する。それが平和的なものになるか,暴力的な破壊を導くものになるかは,プレイヤーの選択に委ねられ,その結果によって街の様相も大きく異なっていく。

ムービー(※4Gamerへジャンプします)

マーカス:未来行動予測

マーカスは搭載された物理シミュレーションソフトウェアを活用し、瞬時に複数パターンの行動予測を実行し、行動の実現に至る選択をすることが可能。





ハッキング

マーカスら“変異体”アンドロイドは、その通信能力を使って、様々な電子機器・ネットワーク機器をハッキングし、彼らの活動や、メッセージ発信に活用することができる。





マーカス:変異体覚醒

マーカスは物理接触することで、通常のアンドロイドを強制的に、自らの意思を持ったアンドロイド=“変異体”化させることができる。




伝える思い。平和か、暴力か。

サイバーライフ店舗の襲撃と、同志獲得の成功後、マーカスは人間に対しメッセージを発信する。平和的なメッセージか、暴力的な破壊か。あなたの選択で、街の様相は大きく変わることとなる。










 カーラは,家事や子供の世話などを行う人間生活のサポーターとして生み出されたアンドロイド“AX400”だ。
 組立の段階で技術的な問題が発見されたため解体されるはずだったのだが,なぜか出荷され,現在はトッド・ウィリアムズという人物が所有している。


 カーラはある夜,トッドが娘のアリスに暴力を振るう状況に遭遇する。オーナーの「その場を動くな」という命令と,子供を守る倫理の間で葛藤したカーラは,自らの“意思”で行動できるようになった。
 変異体へと覚醒したカーラは,緊迫した状況のもと決断を迫られる。オーナーであるトッドの命令に従うか,アリスの安全を守るか,逃げるか,それとも戦うか。その決断によって,彼らの運命は大きく左右される。

ムービー(※4Gamerへジャンプします)




マインドパレスの破壊

激しい精神的葛藤の中で、カーラは自らの“マインドパレス”の制約―人間の忠実な僕としての内面的プログラム―を打ち破り、オーナーの命令を超えて、自らの意思によって、行動することが可能となった。これはすなわち、カーラが“変異体”として覚醒したことを意味する。





問われる選択と行動

オーナーであるトッドの命令に従うか?アリスの安全を守るのか?暴力を振るうからといって、人間を傷つけてよいのか?逃げるのか?戦うのか。差し迫る緊迫の状況であなたが下す決断が、3人の運命を大きく左右することになる。









リンク:「Detroit: Become Human」公式サイト

画面は開発中のものであり,最終仕様とは異なる場合があります。

©Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Quantic Dream.

―――――――――――――――――――――――――――――
記事URL:http://www.4gamer.net/games/322/G032253/20180309129/
→この記事を4Gamerで読む(※画像などがすべてある完全版です)
―――――――――――――――――――――――――――――
関連タイトル:
・PS4 Detroit: Become Human

―――――――――――――――――――――――――――――
©Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Quantic Dream.
―――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) 2000-2018 Aetas, Inc. All rights reserved.

「Detroit:Become Human」がうたう“オープンシナリオ・アドベンチャー”とはどんなゲームなのか,その概要をまとめて紹介