女性向け恋愛シミュレーションゲームイベントといえば、恋愛男子キャラクターやその声優が登場し、甘い台詞を囁いてくれるものが一般的です。

 ところが、シリーズ15周年を迎えた金色のコルダ【※1】3月10日に都内で催した金色のコルダGirl’s Partyは、ゲームに登場する女子キャラメインに据えた“女子会”がテーマ。 

 このパーティー開催の一報が流れると、ファンたちは「さすが、ネオロマンス【※2】」、「すべき女子の集まり『金色のコルダ』」とSNSで大いに盛り上がりました。

金色のコルダGirl’s Party

 

出演者:高木礼子日野香穂子、小日向かなで役)、佐藤朱笙子、支倉仁亜役)の部のみ増田ゆき羽菜美、七海宗介役)、大原さやか都築茉莉御影諒子役)の部のみ

 

MC久遠一

 『金色のコルダ』は、恋愛シミュレーションゲームではあるものの、コンクールに出場するという的があるため、楽器練習をしなければいけないのが特徴。

 フィールド内で楽譜を集め、楽器練習するだけでなく、恋愛キャラたちとの好感度やライバル度といったパラメーターの調整など、物語はもちろん、やりこみがいのあるゲーム性が人気です。

 のほかにも頑る必要があり……まさに高校生活そのものを味わえるゲームでした。

(画像は『金色のコルダ4』|PS VITAより)

 そのため、ヒロイン日野香穂子小日向かなでが頑る姿は、等身大の自分としてファンからされています。

 女子キャラされている作品だからこそ、実現可となった女子会イベント
 実際に臨んでみると……そこはまるで女の子たちの秘密の宴のよう。やかなパーティーでは、男子がいないからこそできる恋バナだって解禁となります。

 今回は、このパーティーに参加して見聞きした、女の子による女の子のための『金色のコルダGirl’s Partyの部”の様子をお届けします。
 イベントでは、女の子だけならではの、通常のイベントとは趣きの違ったがたびたび見られました。とある場面では、号泣してしまう女の子の姿も……!

 ネオロマンスファンの皆さんはもとより、女子たちの密かな愉しみが気になる皆さんも、どうか最後までご一読あれ。

 2ページめには、パーティー後に出演者の高木礼子さん佐藤朱さん増田ゆきさん大原さやかさんからいただいたコメント催のコーエーテクモゲームスイベントにかけた想いも掲載しています。

※1 金色のコルダ
2003年コーエー(現・コーエーテクモゲームス)から発売された女性向け恋愛シミュレーションゲーム。これまでに大きく4作品とそこから生するシリーズが発売されている。普通科と音楽科が併設された奏学院という学園が舞台。第1~2作のヒロイン日野香穂子。3〜4作めはヒロイン小日向かなでとなり、第1作から8年後の世界が描かれている。

※2 ネオロマンス
コーエーテクモゲームス女の子のために贈る女性向けゲームシリーズのこと。1994年スーパーファミコンソフトとして発売された『アンジェリーク』に始まる。おもな当該シリーズは、『アンジェリーク』、『遙かなる時空の中で』、『金色のコルダ』など。

文/かなぺん
撮影/武田由子


華やかすぎるパーティー会場に、キラッキラな女の子たち約200人が集合

 『金色のコルダGirl’s Party』の会場に入って驚いたのは、そのきらびやかな
 参加者の皆さんが一様にやかなのです。まるで、貴族お茶会や結婚式の披露宴会場のよう!
 の部には約200人の麗な女の子たちが勢いしており、圧巻のひと言でした。

 それもそのはず、今回の会場はイベントホールライブハウスではなく、東京・御徒町にあるパーティー専用の会場です。

 参加にあたってドレスコードはありませんでしたが、パーティー”ともなれば、女の子として気合いが入ってしまうのが自然な流れ。

 瑞々しいグリーンのドレスの醒めるようなレッドのヘアアクセサリー、高さを漂わせるパープル小物など……じつはこれ、シリーズファンであれば、ひとで皆さんそれぞれの、大好きなキャラクターが判るカラーなのです。

 今回の催しは“お食事とお土産”つきで2万5千円イベントに先駆けて、まずは食事を囲みながらファンどうしの交流会が行われました。

 色とりどりの食事をの前にすると、ついつい写真を撮っちゃうのが女の子。お皿が入れ替わるたびに、いたるところでシャッターの音が。
 さらにの部との部でメニューが変わり、おあり、おあり、もちろんデザートも用意されていました。いただき甲斐はもちろん、撮り甲斐もあるってものです!


 の部のメニューには、金色のコルダ2 f アンコールキャラクターたちからの言葉が添えられていました。
 それってまるで、キャラクターたちと同じ卓を囲んで、料理をいただきながら一緒に会話を楽しんでいるかのようです! こうして約1時間のお食事会は、あっという間に過ぎてしまいました。

キャラクターからのメッセージで、女の子たちは大号泣。“等身大”のヒロインのパワー

 食事の後はいよいよ、お待ちかねイベントが始まりました。

 の部の出演者は、日野香穂子と小日向かなで役の高木礼子さん(以下、高木さん)、羽菜美と七海宗介役の増田ゆきさん(以下、増田さん)、都築茉莉御影諒子役の大原さやかさん(以下、大原さん)。そして、“ネオロマンスシリーズイベントではMCとしておなじみの久遠一さん(以下、久遠さん)という面々。

金色のコルダ2 f アンコール』登場人物

日野香穂子:
クラシック音楽興味はなかったが、音楽妖精リリから渡された魔法ヴァイオリンでコンクールに挑む。奏学院高等学校普通科2年生。

羽菜美:
奏学院高等学校普通科2年生。報道部に所属し好奇心旺盛な香穂子の学友。

都築茉莉
奏学院付属大学3年生。香穂子の先輩にあたり、コンダクターしている姉御肌。

 

 

金色のコルダ4』登場人物

小日向かなで:
幼いころにジュニアコンクールで入賞していたが、伸び悩んでいる。ヴァイオリンが上手くなりたくて奏学院高等学校に転校してきた。音楽科2年生。

七海宗介
横浜天音学園高等学校1年生チェロを専攻しているが、自分の才を信じきれず、内気。

御影諒子
横浜天音学園高等学校の理事。学生たちに優しく接してくれる、知的で柔和な大人女性

『金色のコルダ』は今年で15周年! まずはオープニングセレモニー

 『金色のコルダ』の第1作が発売されたのは2003年9月
 つまり、今年の9月でなんと15周年になります。

 そう、今回の『金色のコルダGirl’s Party』は、メモリアルイヤーの始まりをイベントだったのです。そこで15周年にさきがけ、キャストの皆さんによるテープカットセレモニーが行われました。

左から増田さん、高木さん、大原さん

 テープカットが終わった間、会場がザワザワ……。女の子視線高木さんの手元に集中していました。そこには色のテープ”が握られていたからです。

 そこで久遠さんがった「魔法ヴァイオリンの最後の1本、つまり(このテープは)『金色のコルダ』をイメージしているんですね」のひと言に、会場は拍手采。色のテープは、ゲームキーとなる“色の弦”を表現していたのです!

高木さん

 さらに、参加者たちの気持ちがひとつになる仕掛けがありました。それはコール&レスポンス

 今回のパーティーファン参加であるのが大きな特徴のひとつですが、じつは事前イベント合言葉なるものが募集されており、その中から色の女子会という言葉が選ばれていました。これを受けて、出演者たちがイベント中、「色の~」と掛けをかけると、「女子会~」と客席が応える仕組みです。

左から増田さん、高木さん、大原さん

 イベントに参加するまでは、「“女子キャラメイン”のパーティーだけに、食事を楽しみながら、静かに物語の思い出をらい合うのかな?」と想像していましたが、コールで会場がひとつになることからもわかるように、むしろ大宴会の趣きがありました。
 さらにステージと客席の距離が近いこともあり、“一体化”という言葉がしっくりと当てはまります。ステージイベントではなく“パーティー会場”だからこその魅。より深く、キャラクターを演じる出演者を感じ取ることできました。

 そのうえ「女の子だけのときしか言えないことってあるよね」といった雰囲気も漂っています。
 大きなで笑っても、女の子どうしだから大丈夫♪ このように女の子メインイベントは、“とってもリラックス”して“心が開放された状態”で楽しむことができるのでしょう。

男子キャラがいないからこそできる? ドラマパートは恋バナ!

 やがてイベントは、キャストの皆さんが生で演じるドラマパートへ移っていきます。

 男子キャラクターがいるイベントドラマパートは、通常、胸きゅんの甘い台詞や、学園生活を描いたワチャワチャとした話が多いのですが……女子会では、ドラマパートだって違ってきます。展開されたのは、金色のコルダ2 f アンコール』から日野香穂子、羽菜美、都築茉莉による“恋バナ”!!

 羽菜美の提案で、物語に登場する身近な男性を、家族や友人などさまざまなポジションに、それぞれ当てはめていくことになったのですが……。

(画像は金色のコルダ10周年記念サイト|La Corda d’oro 10th Anniversary スクリーンショット

 都築茉莉は、親友にするならなんでも話せる「王崎くん」と回答。
 「にするなら?」の質問に、羽菜美と都築茉莉を合わせて、笑顔が可性本をくすぐる「志くん!」。

 と、ここまではファン女の子たちも納得の模様。

(画像は金色のコルダ10周年記念サイト|La Corda d’oro 10th Anniversary スクリーンショット

 しかし、「にするには?」の問いに、羽菜美が「加地くん」と答えると……会場から「ふふふふ」と笑いが。その反応に「あら、どうして?」と羽菜美。
 彼女が加地に選んだ理由は「かなり過保護だけど、フォローが上手だから」とのこと。
 ところが都築茉莉に「過保護になるのは日野さん限定じゃないかしら?」と返され、会場を笑いの渦に巻き込みました。

 一方、都築茉莉にしたい男性は「金澤先生かしら」。
 会場の女の子たちから「おぉぉぉぉぉ」と意味深な歓が上がります。
 都築茉莉は、親身になって相談に乗ってくれることなどを理由に挙げ……さらなる理由として「金澤先生といると、と触れ合える時間が増えるわ」とひと言。ふたたび会場は笑いに包まれました。

(画像は金色のコルダ10周年記念サイト|La Corda d’oro 10th Anniversary スクリーンショットより) 

 続いて、羽菜美が日野香穂子に「人にするなら?」といたところ……あっさりと、はぐらかされていました。

左から羽菜美として登場した増田さん、日野香穂子の高木さん、都築茉莉大原さん

 女性向けゲームは、恋愛キャラクターの男の子とを楽しむものですが、このように今回のドラマパートで、友達である女子キャラが、ヒロイン恋愛になる男子キャラのことをどう思っているかは、意外と知らないものなのかもしれないと気付かされました。

 女の子は好きな人ができたら、たいてい友達に相談しますよね。そして、その意見にを傾けるもの。だからこそ、ヒロインの友人たちが男子キャラをどう思っているかはとても大切な話なのです。

 まさに女子会ならでは成り立ったドラマパート。ここに男子キャラがいたら……逆“の品定め”のような振る舞いなんて、本人たちをの前にできませんから、まさしく女の子だけの内緒話でした。

難題続出でファンもびっくり! ゲームパートでさらに一体感が!

 続いて行われたゲーム報道部・羽菜美は見た!」は、出演者と会場のファンが3つのチームに分かれて得点を競う、『コルダ』に関連する内容のクイズ

 クイズ内容は「正門の開門時間は?」普通科の1学年の生徒数は?」「『金色のコルダ2』の恋愛学生の中で、いちばん身長の高いキャラクターは?」というもの。想像以上の難題にさすがの女の子たちも頭を抱えました。

 シンキングタイム中に出演者たちが、テーブルのあいだを歩くと、その距離はわずか50cm程度。自分の横から憧れのが聞こえてくるなんて、とてもじゃないけど集中できなさそうですが……そこはファンの皆さんもグッと堪え、解答に頑っている姿が見られました。
 なお、答えはそれぞれ、「開門時間は7時」、「普通科1年の生徒は180人」、「身長の高いキャラクターは土太郎」でした。

左から増田さん、大原さん、高木さん

 「ミニドラマ」のコーナーでは『金色のコルダ4』から、小日向かなで、七海宗介御影諒子が登場。ほっこりとした学園話が展開されました。その内容はというと……。

 週末合奏団のチラシを用意していた小日向かなでと七海宗介は、御影諒子のもとを訪れます。
 そこで小日向かなでが、ライバル校の至館や南の皆とバーベキュースイカを食べたりしたことがあると話すと……七海宗介は「もっとく知り合っておけば……」とがっくり。
 一方の御影諒子は、クール士がみんなと一緒にそれらを楽しんむ図が想像できずにいるのでした!

(画像は金色のコルダ3|PSPスクリーンショット

 その後、コルダ15周年の始まり! 思い出ガールズトークコーナーへ。都築茉莉が加地に言った、「あなたの重いのよ!」という衝撃的な台詞が再現されるなど、『金色のコルダファンの“大好き”ポイントを刺しまくる展開でした。

会場の女の子たちが大号泣……メッセージプレゼント

 そして、メッセージプレゼントコーナーが始まると……、それまではワイワイがやがやと盛り上がっていた会場の空気が一変します。

 これはネオロマンスパーティーの恒例とも言えるコーナーで、ヒロインの名前を当選した参加者の女の子の名前に置き換え、キャラクターからメッセージが贈られるというものです。

 これまでのイベントでは、男子キャラクターからの“メッセージ”が贈られていたのですが、女子会の今回は違います
 『金色のコルダ プロジェクトff』の羽菜美と『金色のコルダ2 f  アンコール』の都築茉莉からの“友情メッセージが参加者にプレゼントされることに。
 “指切り”というテーマのもと、出演者が当選した女の子の前でメッセージ朗読。さらに指切りをしてくれるのです。これには当選した女の子もびっくり!

 もう……それはヒロインが自分となり“作品の中のワンシーン”が実現しちゃっているような状況です……。嬉しすぎても出ませんよね。

大原さん

 そして、高木さんがどこからか見つけたとされる、日野香穂子ちゃんが過去の自分に向けて書いた手紙読み上げられました。

 ヴァイオリンに出会う前の私へ……。いま、何をしているかな?」と始まる手紙には、夢中になれることがなかった過去の自分に向けて、でもヴァイオリンや素敵な人に出会えるからね、と励ます内容でした。

 この手紙が読まれると、会場はシーンと静まり返り……そこここで静かに涙を拭う姿が……。

 夢中になれる大切なヴァイオリンに出会えたヒロインの喜び、そして素敵な出会いの数々。
 女の子たちはヒロインとして過ごした日々が、走のように一気に思い出としてめぐり始めたのでしょう

 もちろん、このメッセージをしたためた手紙プレゼントとして参加者の女の子プレゼントされました。当選した女の子「ひゃぁぁぁ!!!!!」と喜びのを上げたあと、感極まって号泣しながら高木さんから手紙を受け取っていました。

高木さん

 恋愛シミュレーションゲームにとってヒロインプレイヤー自身。だからこそ、日野香穂子からの手紙はまさに……いま、いろいろなことに頑っている自分に送られるエールのようなもの。辛いときも悲しいときも……会場にいる女の子たちは『金色のコルダ』の女子キャラたちに励まされているのです。泣かないわけがありません。

 ゲームプレイしているとき、シナリオに感極まって泣くことがあります。しかし、こうして同じ作品が大好きな女の子だけで集まり、そのキャラクターからメッセージを受け取ると……ゲームプレイしていない状態でも涙が自然と溢れでてきます。

 男子キャラのいるイベントで、女の子がもらえるのは“”。しかし、今回の“女子会”からは、女の子女子キャラからもらうのは、友情やエールだけでなく、いまを頑と、そして未来へ立ち向かう強さなのではないかと感じました。

 等身大のヒロインだけど、彼女たちはやっぱりどこか“憧れ”の存在でもあります。「日野香穂子のように、小日向かなでのようになりたい……」。そう思わせてくれるからこそ、『金色のコルダ』のヒロインたちはファン女の子たちにされているのでしょう。 

女の子にとって大切なのは、可愛いお菓子とお茶とおしゃべり!

 いよいよパーティーも終盤となり、キャストによる挨拶が行われました。

 「思い出話などを、女子の皆さんと同じ線でお話しできたのが初めてでしたので、重な機会をいただけて本当に嬉しかったです」と大原さん。

 増田さんは、「冗談で「女子会できたらいいね!」と話していたことがあったけれど……実現しないと思っていました。でも、今日皆さんの顔を見た間から泣きそうでした。演じている側ではありますが、素敵な気持ちをいつも頂いて感謝しています」。

 高木さんは、「始まる前は、の前で皆さんのが聞こえてドキドキしていました」と感想を述べました。

 最後は全員CDアルバムネオロマンス デュエット+ 金色のコルダに収録されている曲、「Bouquet〜微笑みの束〜」を、『金色のコルダGirl’S Party』のテーマソングとして大合唱

 お菓子お茶、おしゃべりなどの息抜きをうたう歌詞は、まさに今回の女子会徴するようです。

 そう、美味しい食事とおしゃべりは女の子にとって何より大切なもの。それは楽しいひとときを共有できる友達がいるから、楽しくおしゃべりもできるわけで……。

 友達が支えてくれるからこそ、女の子標に向かって頑れるし、も楽しめる。まさに今回のパーティーは、日々を頑女の子たちに、『金色のコルダ』に登場する女子キャラたちが、息抜き以上の楽しいひとときを贈ってくれたものとなりました。

 最後の最後は出演者たちによるお見送り。これにはファン女の子たちも嬉しさを隠しきれない様子で、「楽しかったねー」、「また来たい」と口々に言いながら、会場を後にしていました。

左から増田さん、高木さん、大原さん

 今回の『金色のコルダGirl’sParty』では、感極まって涙を流す女の子たちが続出しました。それもそのはず、女性向け恋愛シミュレーションゲームにとって……ヒロインはまさに“自分自身”。だからこそ、友達キャラクターファンたちにとっても“かけがえのない友人”です。

 大好きな男子キャラからメッセージがもらえるイベントはもちろん楽しいけれど、それと同じくらい、いやもしかしてそれ以上に、女子キャラヒロイン友達からもらえる言葉は、女の子たちにとって心の支えになるのではないでしょうか。

 このようにされるヒロインがいるからこそ、素敵な恋愛ができる。
 それが『金色のコルダ』が15年という長きにわたりファンからされている理由なのかもしれません。

 次のページでは、当日の出演者の皆さんから、あらためていただいたコメントと、開発およびパーティー催のコーエーテクモゲームスメールねた催の意図などを掲載しています。