長澤まさみ演のフジテレビ9」ドラマ『コンフィデンスマンJP』が、4月9日から放送される。

リーガルハイ』『デート~恋とはどんなものかしら~』『鈴木先生』といったドラマや、映画探偵はBARにいるシリーズ、『ミックス。』『エイプリルフールズ』などを手掛けた古沢良太の脚本作、そして長澤まさみの約11年ぶりの9演作とあって放送前から注の集まる本作。その見どころを探ってみたい。

長澤まさみ詐欺師に 騙し騙されの「コンゲーム
『コンフィデンスマンJP』は、古沢良太にとって『デート~恋とはどんなものかしら~』以来、約3年ぶりに手掛ける連続ドラマ。題材に選んだのは「コンゲーム」。映画オーシャンズ』シリーズのように、騙し騙されのストーリーがめまぐるしく展開する作品ジャンルだ。「欲望」や「」をテーマに据え、一見、で善良そうなダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード小日向文世)の3人の信用詐欺師が、欲にまみれた人間から毎回奇想外な計画で大を騙し取る1話完結エンターテインメントコメディーとなる。

長澤演じるダー子はどんな難解な専門知識も短期間でマスターしてしまう信用詐欺師。高級ホテルスイートルームに居を構える破天荒天然女性で、そんなダー子に振り回される小心者なボクちゃんは、詐欺師稼業から足を洗いたいと思っている。リチャード一流の変装技術の持ち。この凸凹な3人が毎回ターゲットから大胆かつ巧妙な手口でを奪っていく、というのが話の大筋だ。

舞台となるのは、融、不動産、美術、芸、美容などの煌びやかな業界ばかり。すでに発表されている1話から6話のターゲットは、1話「ゴッドファーザー編」で悪徳益財団「あかぼし」の会長栄介役を演じる江口洋介をはじめ、リゾート会社社長役の吉瀬美智子(2話)、有名美術評論家役の石黒賢(3話)、食品加工会社社長役の佐野史郎(4話)、病院理事長役のかたせ(5話)、悪徳コンサルタント役の内村光良(6話)、とそうそうたる顔ぶれになっている。

■CAから秘書大物女優まで―長澤まさみが七変化
様々な職業人に扮してターゲットの懐に入り込むことを得意とするダー子が、キャビンアテンダント、秘書大物女優などに変幻自在のコスプレでなりすます姿も見どころの1つ。松尾スズキ演出のミュージカル『キャバレー』でキャバレー歌姫を演じ、大胆な衣装でも話題を呼んだ長澤だが、本作でも刺的な姿を次々に見せてくれそうだ。

長澤キャスト発表時のコメントで以下のようにっている。

「例えば、方言をしゃべる女性であったり、オタクっぽい雰囲気の女性だったり、今までキャラクター的に特徴のある役を演じてみたいと思っていたので、その願いが一気にかなってしまいそうです(笑)。そういう意味でも、このドラマの脚本には夢がいっぱい詰まっていて、私にとってもエンターテインメント作品だなと思います」。

キャスト絶賛の古沢脚本。日中でのドラマ化が決定
『ALWAYS三丁目の夕日』といった人情ものから『寄生獣』『鈴木先生』などの漫画原作、『探偵はBARにいる』のような人気シリーズ、『ミックス。』『エイプリルフールズ』『リーガルハイ』といったオリジナル脚本作まで、幅広い作品を手掛けてきた古沢良太。『コンフィデンスマンJP』のダイジェスト映像を見ると、本作でも『リーガルハイ』のような独創的でクセの強いキャラクターたちによる、テンポの良いコミカルな会話の応酬が期待できそうだ。

長澤まさみ古沢作品初出演。脚本を読んだ印についてオフシャルサイトで「テンポがあり、生きたセリフに、登場人物の動きがコミカルで・・・と、すぐにのめり込みました」とっているほか、東出も「とにかく面かったです。この台本でお芝居ができるのが、本当にうれしかったのと、俳優になってよかったなと思えるような台本に出会えたことに感謝しています」と脚本に惚れ込んでいる様子。

また本作は古沢の脚本をもとに、日本中国韓国の3かドラマ化されることが決まっており、それぞれ『コンフィデンスマンJP』『コンフィデンスマンCN』(中国)、『コンフィデンスマンKR』(韓国)として各で放送される予定。テンポの良いコメディー韓国ドラマでもお得意の分野だが、果たしてそれぞれの古沢の脚本がどのように料理されるのか。こちらも期待がかかる。

Officialdismがインディーズアーティスト初の9題歌、劇伴は『カルテット』のfox capture plan
本作を題歌を手掛けるのは4人組バンドOfficialdism。インディーズアーティストが「9」の題歌を担当するのは今回が初めて。彼らは新曲“ノーダウト”をドラマのために書き下ろした。

OfficialdismのYouTubeアカウントでは、題歌“ノーダウト”の制作過程を追ったドキュメント映像開されており、ドラマ制作サイドからオファーを受けてデモを提出するも何度も不採用となり苦悩するメンバーの様子や、レコーディング風景などが捉えられている。

劇中音楽を担当するのはピアノトリオfox capture plan。ドラマカルテット』や『このをきみに』の劇伴でも知られる彼らが手掛ける音楽にも注だ。

■前クールオリジナル脚本作が高視聴率
1月から3月までの前クールでは、『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』『BG~身辺警護人~』『アンナチュラル』などの作品が高い視聴率を記録した。この3作品はいずれもオリジナル脚本作であり、主人公たちの職業物語の軸になっている点も共通している。

かつてはラブストーリーで多くのヒット作を飛ばしてきた「9」だが、近年は医療ものや推理ものなど様々なジャンルの作品が制作されており局の試行錯誤が垣間見える。キャスト全員詐欺師9史上初のジャンルとなる「コンゲーム」に挑む本作。破天荒ヒロイン30年の歴史を持つこの放送に新を巻き起こしてくれそうだ。

『コンフィデンスマンJP』 ©フジテレビ