暖かくなってきましたね!引っ越しや異動などで環境が大きく変わった方もいらっしゃると思います。環境の変化はそれだけでストレスになることがありますし、またこの季節は花粉症の人にとってはつらい季節。寒暖差もまだ大きく、この気温差もストレス要因になるので、春は意外と快眠しにくいシーズンなのです。

そこで今回は、寝具の選び方をお話ししましょう。自分に合った寝具は快眠への第一歩。体に合っていないと就寝中に体に思わぬ負荷がかかり、体の不調や中途覚醒の原因になることもあるのです。

マットレスは試し寝をして店員に見てもらう

まずマットレス。ひんぱんに買い換えられるものではありませんから、きちんとポイントを抑え、最適なマットレスを選んでいただきたいと思います。

ポイント1.立っているときの姿勢が、そのまま寝姿勢になるのが理想

立っているときの姿勢に近い状態が、もっとも体に負荷がかからない寝姿勢です。そのためにはマットレスは「柔らかすぎず、硬すぎず」が重要なポイント。柔らかすぎると体が沈み込んでしまいますし、硬すぎると全身が支えられないので寝心地がよくありません。

ポイント2.体圧が分散されること

身体は部位によって重さが異なるので、体圧が分散されないマットレスでは頭に比べて背中が落ち込むため頭と背中に高低差が出ますし、尻も落ち込むため不自然な姿勢になります。マットレスに横になったときに、頭部、胸部、腰、脚など体の一部分が沈み込んでいないかどうかチェックしてください。

ポイント3.店員さんにチェックしてもらう

といっても、ポイント1と2は実は自分で判断することは、ちょっとむずかしいですよね。マットレスを購入する際は、百貨店の寝具売り場や寝具専門店に足を運び、試し寝をするのがおすすめ。店員さんにしっかり寝姿勢をチェックしてもらいましょう。

試し寝をする際、左右にゴロゴロと何回か寝返りを打つようにしてください。寝返りのしやすさはマットレスの重要なポイントです。体に合っていないと寝返りはしにくいはずです。

ふだん猫背だったり、不自然な立ち姿勢をしている人、あるいは長年身体に合っていないマットレスを使用している方の場合、正しい寝姿勢で横になっても最初は違和感を感じる場合があります。身体とマットレスの間に不自然な隙間がないかどうかなど、客観的に見てもらうことは大切です。

自分に合ったマットレスを判断するのはむずかしいこともあるので、店員さんにきっちりチェックしてもらいましょう。

マットレスは靴と同じ。合ってなければ体が痛みます!

メーカーにもよりますが、マットレスには柔らかめ〜硬め、さまざまな硬さがあります。

硬すぎず、柔らかすぎず、適度な弾力があり体をしっかり支えつつ、体圧をうまく分散してくれるものがマットレスを選ぶ際の重要な条件です。

日中、私たちの体を支えているのは足。道具でいうと靴になりますが、マットレスは就寝中の靴にあたります。靴が足に合っていなければ靴ずれを起こし、痛くて歩けませんから買い換えますよね。マットレスも同じです。体に合っていなければ、肩や腰などを痛めてしまいます。さらには眠りの質が悪くなり、心身の不調につながったり、翌日のパフォーマンスにも悪影響が及ぼされたりすることも。

マットレスはあなたのQOLを左右する大事なアイテムです。しっかり選んでください。

マットレスと枕は、試し寝をして選びましょう。

賢人のまとめ

マットレスは「柔らかすぎず、硬すぎず」が基本です。立っているときの姿勢がそのまま寝姿勢になるのが理想です。お店で試して見て、店員さんにチェックしてもらうといいでしょう。

プロフィール

睡眠の賢人 友野なお

睡眠を改善したことにより体質改善に成功した経験から、睡眠を専門的に研究。
科学でわかるねむりの環境・空間ラボ主宰。著書に『やすみかたの教科書』(主婦の友社)、『疲れがとれて朝シャキーンと起きる方法』(セブン&アイ出版)、『正しい眠り方』(WAVE出版)など。

関連画像