【大きい画像を見る】【文章書く彦のハードコアゲーマー占い】コントローラが壊れてしまって触ってもないのに勝手に動く…

――ビデオゲーム、それは神の悪戯、人類の甘美な罪(シン)――
神はおっしゃった、まずはじめにゲームあれ、と。つまるところ結局、我々はゲームの上を流れる一握の砂粒に過ぎないのだ――
時間というすべり台の上を、ゲームという流れと共に滑り落ちる数多の砂粒……その砂粒をすくい上げ、救済する使命をもった救世主(メシア)――それが文章書く彦である。

と、いうことで今日もまた懲りずに救済型新連載「文章書く彦のハードコアゲーマー占い(略称:ヒコセン)」第ニ回をお送りします。

愛用しているコントローラが壊れてしまったようで困っています。
触ってもいないのに、下キーにショートカット登録している石を投げてしまいます。
敵に囲まれてテンパっているときに、石を投げてしまいます。
困っています。石を投げてしまいます。 (按針さん)

これはかなり大きいね。この仕事長いけど、ちょっと滅多に見ないサイズだねこれは。って、ごめんごめん……わかんないよね、素人さんには。このケースはね、完全に憑かれてますね。妖怪コン破(こんぱ)に。しかもおそらく70cm級だろうね、10kg近くあるんじゃないかな。ビチビチいっちゃってるもの。

危ないね。これは占い師の管轄外です
妖怪コン破っていうのはね、奇妙に垂れ下がった目とブクブクに肥大した人面の頭部を持つ魚の妖怪で、歴史上その名が初めて登場するのは西暦600年代、つまり飛鳥時代に書かれた歴史書「粉海(こなうみ)」にまで遡ることになる。だからかなり古く、由緒ある妖怪だと言えるんだよね。ひとまず「粉海」の中で妖怪コン破が登場する一節を僕なりにわかりやすく現代語に訳した上でここに紹介するね。

なんと恐ろしいことだろう。わたしは今震え上がっている。いまもやつが窓から見ているのような気がしてならない。(中略)それはビートマニア3rd mixアペンドディスクで「LUV TO ME」という曲をプレイしていた時に起こった。(略)いつものように「LUV TO ME」の代名詞たる猛烈な縦連打パートをノリノリでプレイしていると、なんだか妙に手応えが感じられない。いつもならカチカチと小気味の良いレスポンスを返すはずのビートマニア専用コントローラーのいっちゃん左の白鍵がなにかふにゅふにゅとした不気味な手触りへと変貌を遂げてしまっているのだ。いやな予感がして、おそるおそる手元に目を落とすと、ビートマニア専用コントローラーのいっちゃん左の白鍵は沈み込んだままになってしまっている。そして、コントローラー付近を浮遊している人面の魚と目が合ってしまった……!

やつはにたりと笑いこちらの目を見たまま地響きのような低く唸る声で、なんと「ビーマニの初代の専用コントローラーの鍵盤ってマジでジェンガかよってぐらい四角いからカドの部分が引っかかって戻ってこなくなっちゃいがちだよねー」と言ったのであった!わたしはそのあまりのおぞましさに卒倒し、気を失ってしまった……。今思えばそれがわたしと妖怪コン破の出会い……そして文芸部の連中との事件だらけの騒がしい高校生活の始まりだったんだ……(粉海第ニ章:愛戦士編より抜粋)。

このように、妖怪コン破に取り憑かれたが最後、そいつのコントローラーはすぐ壊れるようになってしまうんだよね。これは本当に恐ろしい妖怪だよ!あなたが言う石を投げるような操作があるゲームってだいたいの場合ステルス要素のあるゲームだろうから、石をむやみに投げちゃうとピンチを招きやすいわけじゃない。でもね、そういう「壊れると特に不都合が産まれやすいボタン」を狙って壊すのが妖怪コン破の厄介なところなんだ。ビートマニア専用コントローラーも一番左の白鍵が押す機会が多いからそこから壊すんじゃないかという内容が記されている、日本研究家ラフカディオ・ブランドーと民俗学者柳田ゲム男の往復書簡はあまりにも有名で、大学で勉強した人も読者の中にはいるんじゃないかな。

しかし困ったなァ……僕の職業はゲ占師であってゲーム除霊師じゃないからちょっとこの件は管轄外なんだけど、なにせそのまま放置するとコントローラーが次々壊れちゃって危ない、かなり緊急性が高い案件だからさ、この手のケースに強い知り合いを紹介すさせてもらうね。知る人ぞ知る天才美人ゲーム除霊師、序波レイ(じょなみれい)ちゃんです。ここからは僕、文章書く彦に変わって序波レイちゃんに解決方法を書いてもらいます。バトンタッチです。


どうもGame*Spark読者の皆さん、はじめまして……。ご紹介に預かりましたゲーム除霊師、兼、インターネット喧嘩師の………序波レイです……。年齢は16歳。星座は牡羊座。……趣味はシャドーボクシング、口癖は「はい論破」、好きなことは「序波レイはブロックされました」と書いてあるスクショを「やれやれ」というコメントを添えてアップすること、嫌いなものは右手首です……。……無口なので……それを表現するために……文章を書く時は三点リーダーを多様してしまうようなところがあります……でも……鬱陶しいって……思われるのイヤなんで……この段落で……終わりにします……。

ということで、妖怪コン破の除霊方法なんですけれど、一般的には「コントローラーを大事にする態度をみせる」ことが良いとされています……ね(メガネをクイってやる)。中部地方ご出身であれば、子供の頃に祖父母から「コントローラーを大事にするんだよ」と教わった経験のある方も多いかと思います。妖怪コン波のルーツは福井県のN町近辺であり、そのあたりでは根強く民間伝承として残っているようです。N町にあるN神社には縄文時代に初めて制作されたゲームコントローラー土器が奉納されているんだとかいないんだとか……と、つい得意になって話が脇道にそれてしまいました……。

わたしの持っている妖怪アクションリプレイ・コードブックVOL.2によると……コントローラーのホコリを拭いたり、使用前には手の脂を取るようにしたりなどの配慮は当然のこと、あんまりメジャーではないゲームコントローラーを引き取って、コントローラーの魂を全うさせるようなゲームプレイをすると、妖怪コン破が「せやね、せやせや」とうなずきながら成仏するみたいです……!コントローラーの種類はまあ基本的にはなんでもいいんですが、70cm級ともなると強力なコントローラーパワーが必要になるので、「プレイステーション2専用拳銃型コントローラ タイニービー」を使用するのが、まあ、オススメといえるんじゃないでしょうか……ね!(メガネをクイってやる)

※参考イメージ
タイニービーは拳銃型のコントローラーなのですが、『FINAL FANTASTY X-2』の専用コントローラーです。ぶっちゃけ私は実物を目にしたことがないのですが、このタイニービー、コードブックによると70兆万という破格のコントローラーパワーを持ちます。もしこのコントローラーをつかって『FFX-2』やったことあるって人はコメ欄に情報を書いてくださるといろいろ捗りますのでよろしくネ。この不思議なコントローラーを使って『FFX-2』を完走した暁には、妖怪コン破も満足して成仏間違いなし、人生成功待ったなし、石のない世界へようこそ、敵に見つかったり戦闘でワチャワチャすっこともなくなって、よく雑誌の後のほうについてる広告みたく札束風呂も夢じゃないってな感じになんじゃないでしょうか?はい論破。

てなわけで、今回のアドバイスをまとめると「コントローラーを大事にすることで妖怪コン破は除霊できる。「プレイステーション2専用拳銃型コントローラ タイニービー」を使用して『FFX-2』をクリアせよ!ということです……ね!(メガネをクイってやる)やってみたら感想をいち早く教えてくださいね!興味がすごくあるので!


Game*Sparkでは、文章書く彦さんに占ってもらいたい迷える子羊を募集しています。「ゲームが原因でフラれてしまった」「気になるゲームのセール期間に間に合ったことがない」「最近どうも調子が出ない」など、さまざまな人生相談に無料で対応します。占いをご希望の方は本記事のコメント欄に、「お名前」と「お悩みごと」をお寄せください。抽選で、数日から一週間の間にお答えします。【ほかの画像を見る】【文章書く彦のハードコアゲーマー占い】コントローラが壊れてしまって触ってもないのに勝手に動く…
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