意識するのは「スライダーの曲がり幅」

 9日、ヤフオクドームで行われた先発練習に、ドラフト2位ルーキーの高橋礼投手が参加した。10日の日本ハム戦(ヤフオクドーム)から中継ぎ要員として1軍に昇格する。

 アンダースロー右腕に1軍デビューのチャンスが訪れようとしている。昨年のドラフト会議で2巡目指名を受け、専修大学から入団したルーキーが初の1軍切符を手にした。

 オープン戦では2試合に登板して防御率9.00。開幕1軍に生き残ることはできなかったが、6日のウエスタン・リーグ対広島戦では2イニングを投げて打者7人から5つの三振を奪う好投を見せて“プロ初勝利”を挙げたばかり。高橋は「2軍でアピールできればチャンスはあると思っていました。それが結果として表れてよかったです」とコメント。

「2軍ではスライダーとまっすぐのコンビネーションで抑えましたが、スライダーの曲がりは課題。(打者の)手元で曲がる球がほしいので、その曲がり幅は一番意識しています。小手先ではなく体全体でしっかり投げられるようにしたいです」

「タイミングを外して勝負するのが自分の持ち味」という高橋は、9日の練習でも高村祐投手コーチを相手にキャッチボールをしながらスライダーの曲がりを丁寧に確認していた。帰り際、ドーム内で王貞治会長の姿を見つけるとすかさず駆け寄って挨拶。王会長から「がんばって」と声をかけられると、ルーキーらしく緊張した表情を見せていた高橋だが、初の1軍マウンドへの意気込みは十分。「チャンスだと思うのでしっかり自分の力を出し切って勝負していきたい」と力強く語って筑後の選手寮へと戻っていった。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

1軍への初昇格が予定されるソフトバンク・高橋礼【写真:藤浦一都】