JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野)の技術ソリューション事業で実施した「石油増進回収のモニタリングのための坑井間SQUID電磁検層システムの開発」の研究内容を紹介した論文(IEEE応用超伝導誌に掲載)が、応用物理学会の第9回超伝導分科会論文賞を受賞しました。


 本論文では、高温超伝導量子干渉素子(SQUID)磁計を用いて、石油坑井内の深度3,000メートル温度・圧環境でも耐えられるSQUIDシステムを開発し、JOGMECの実験井(新潟県柏崎)において深度約300メートルでの検層用磁気信号の受信に世界で初めて成功するとともに、約1,000メートル離れた送信機からの磁気信号の鋼管内受信が可であることを実しました。

 平成303月17日に都内で開催された第65回応用物理学季学術講演会において、表式が行われました。同賞は、過去3年間に内外を問わず掲載された超伝導に関連する論文が授賞対になります。本論文は、超電導センシング技術研究組合(SUSTERA)、三井金属開発株式会社MINDECO)およびJOGMECの共著です。

 技術ソリューション事業グループでは、平成26年度から「高感度磁気センサ(SQUID)を用いた広域電磁検層システムの開発:要素技術検証」(研究委託先:超電導産業技術研究センター(注)、三井金属開発(株))のPhase 1(期間:平成26年8月平成28年2月)を実施してまいりました。(注:現・超電導センシング技術研究組合)

 JOGMECでは、引き続き、石油・天然ガスの開発において重要かつ有望な技術に関する研究を継続的に行い、高い技術をもとに日本エネルギー安定供給に貢献すべく取り組んでまいります。


■受賞論文
Hato, T., A. Tsukamoto, S. Adachi, Y. Oshikubo, H. Watanabe, H. Ishikawa, C. Okada, A. Kato, M. Harada, K. Yoshimatsu, Y. Kunishi, and K. Tanabe
“Development of HTS-SQUID System for a Monitoring System of CO2 Enhanced Oil Recovery”, IEEE Transaction on Applied Superconductivity, Vol. 27 (2017) 1600705.

■受賞者波頭経裕・塚本安達・押久保靖夫・田辺一(SUSTERA)、渡辺英久・石川秀浩・岡田MINDECO)、加藤文人・原田・吉太・国司洋介(JOGMEC)


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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000387.html?mid=pr_180409

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