中尾は2016年に名古屋経済大学からドラフト4位で入団

 プロ2年目のヤクルト中尾輝投手が初勝利をマークした。8日、神宮で行われた巨人戦に4-4の5回から2番手として登板。3イニングを1安打無失点と好投し待望の初白星を挙げた。

 2016年のドラフト4位で名古屋経済大学から入団した左腕。昨年6月には1軍デビューも果たし、期待の2年目が開幕早々に開花した。5回を3者凡退で抑えるとこの日、唯一のピンチだったのは6回。1死二塁から好調の岡本をフォークの連投で空振り三振。さらに2死一、二塁で迎えた大城をスライダーで二ゴロに抑え無失点で切り抜けた。

 ヒーローインタビューでは「本当に嬉しい。いい腕の振りができた」と喜びを語り、ウイニングボールについては「母に贈りたい。ずっと応援してくれた」と孝行息子ぶりを発揮した。

 母・美恵さんは、名古屋で居酒屋「団」を経営している。10日からナゴヤドームで中日3連戦があり、遠征に持参した際に飾ってもらうという。「絶対に点をとってくれると思って、攻めのピッチングができた。(初勝利は)バッターのおかげです。びっくりです」と笑顔を見せた。

 小川監督も「スライダーが切れていた。今の状態なら、7、8回にいってもいい感じ。ちょっと言い過ぎかもしれないが、コントロールが安定して、ひとつひとつのボールもいい。(投球が)安定してきたのは成長の証し」と、勝ちパターンへ昇格する可能性も示唆した。(細野能功 / Yoshinori Hosono)

ヤクルト・中尾輝【写真:荒川祐史】