新社屋が入る大手町フィナンシャルシティ グランキューブ(以下同社資料より)

三菱地所グループの不動産サービス事業を担う三菱地所リアルエステートサービスは、5月7日より本社を大手町フィナンシャルシティ グランキューブに移転。"REAL BREAKTHROUGH"をコンセプトに"働く場所"、"働く時間"、"働く人"の3つの改革を行う。"REAL BREAKTHROUGH"はセクション間の壁の取り払い、生産性の向上、ワークライフバランスの実現、ダイバシティ(多様性)促進を図りながら社員と会社がともに成長できる活気溢れた組織作りを目指すものだ。

新オフィスは、コンセプトに沿った特徴を具現しているがひとつはワンフロアへの集約。従来、4フロアにわかれたスペースを1フロアに集約している。オフィス機器の配置、執務室内の窓側にはフリースペースを設けるなど工夫を凝らしている。コミュニケーションを育むための3つのラウンジ(カフェ、ライブラリー、リラックス)を設置。それぞれにテーマを設定しており、「カフェラウンジ」は昼食やいわゆる"ワイガヤ"のためのエリア。「ライブラリー」は社内ナレッジの集約を目的に書籍、雑誌などの資料を集めたライブラリー機能を持つ。リラックスラウンジ「リフレ」には、ソファやセミクローズドチェアを設置、多少の運動もできそうなスペースで心身のリフレッシュを図ることが可能だ。

「LocationDateAnalyzer」の表示例(パナソニック公式サイトより)

そしてフリーアドレス制の導入。オフィス面積の削減にフリーアドレスは有効に機能するが、所持品管理や居場所の確認がひとつのテーマになる。同社は所在管理システム「LocationDateAnalyzer」(パナソニックソリューションテクノロジー社)を導入している。ビーコンを活用することで社内のどこに居るのか?重要書類や機材はどこにあるのか?をブラウザベースの操作で確認できるシステムだ。自分の位置検索された場合に"チャット可能""来客対応中"など希望するコメントを表示させることも可能で、ActiveDirectroyへの対応ほか、充実した機能を搭載する。

また全社員へiPhone及びノートPCを配布することで社外からのデータアクセスを可能とするモバイルワークを実現するほか、RPA導入による生産性向上も行う。従来社員が行っていた定型のレポーティング業務の自動化が予定されており、これにより年間2万時間の労働時間削減を見込んでいる。

同社は、全社NET(収益/総労働時間)20%アップ、総合職における女性割合20%アップ、有給休暇取得率20%アップの"働き方KPI チャレンジ 20by2020"を定めており、2020年度を目標に働き方改革を加速させていく構えだ。
(長岡弥太郎)

画像提供:マイナビニュース