今日ご紹介のそばは、「Always SO-BA(オールウェイズソバ)」から。東京は府中市、「分倍河原」駅で降りる。新宿駅から京王線特急で30分弱。JR南武線も乗り入れている。改札を出るとすぐ目の前に飛び込むのは「そば&カレー」の青い看板。

今回の店はこちら、ではなく、ちょうどその真向かいにあるコンクリート打ちっ放し風のやや異様な佇まいの店だ。外にメニュー看板や「蕎麦」の文字がなければ、飲食店だと思わなかっただろうし、気づかずに通り過ぎてしまうかもしれない。入口はどう見てもこの「矩形」部分なので、頭をぶつけないように屈みながら店内に入る。
○オシャレな店内! 立ち食いそばらしからぬ風貌

中は外から見えている通り、このカウンターのみ。5人並べばぎゅうぎゅう詰めか。店内にはオシャレっぽい音楽が流れていた。薄暗さも相まって、真昼なのにどこかのバーに紛れ込んだような感じも。小さな券売機が右手に置かれているので、こちらで食券を買う。

外の看板から、もり蕎麦専門店のような印象も受けていたが、あらためてメニューを見ると「わかめ蕎麦」「天ぷら蕎麦」や「コロッケ蕎麦」などお馴染みのメニューもある。「ほうれん草蕎麦」なんていうものもあり、うどんも置いているみたいだ。「かけ蕎麦」は390円と、全体的に50~100円程度割高な価格設定。今回注文した「温かい鶏蕎麦」は780円と立ち食いそばとしては高額だが、肉そばとしては平均的な部類に入る。
○ピリ辛濃厚。複雑でパンチのある味わい

食券を渡し、しばらくすると後から客が一人。13時半で人通りは少なくなかったが、オフィス街ではないので混む時間帯が異なるのだろう。つけそばなので、つけ汁の準備だったりそばを冷水で〆たりなどで、3分位は待って、到着。洒落た丼にこんもり盛られたそばの上には、たっぷりのゴマと刻み海苔。つけ汁にもゴマがたっぷりである。さらに無料トッピングとして、ネギ、天かす、生玉子がサービスになっている。ネギはそばに乗せ、天かすと生玉子はつけ汁に落とした。

早速一口すすると、ピリ辛で濃厚なツユとそれぞれの薬味がそばに絡みついて、複雑でパンチのある味わいに。つけ汁に入っている鶏肉もゴロリと大ぶりでジューシー。生玉子を箸で崩せば、まろやかな風味に。麺も、さすがもり蕎麦をプッシュしているだけあり、そのままでも十分おいしいそばだ。つけそばにありがちな固くてゴワゴワした食感はなく、量も程よい。ごちそうさまでした。

営業時間の貼り紙を見ると、平日は6時半から14時まで。近隣でないとなかなか再訪が難しそうだが、次はぜひこちらで普通のわかめそばなどを頂いてみたいものだ。

○筆者プロフィール: 高山 洋介(たかやま ようすけ)
1981年生まれ。三重県出身、東京都在住。同人サークル「ENGELERS」にて、主に銭湯を紹介する同人誌『東京銭湯』『三重銭湯』『尼崎銭湯』などをこれまでに制作。
(高山洋介)

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