協会と自らの責任ついて田嶋会長「ここまでになった責任はあるかもしれない」

 日本サッカー協会(JFA)は9日、JFAハウスで記者会見を行い、日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督の解任を発表し、西野朗技術委員長の後任監督就任を発表した。解任に関して、田嶋幸三会長は「最終的な意思決定は会長の専権事項。よく洩れなかった」と発表直前まで情報漏洩がなかったことに率直な思いを吐露している。

 約2カ月後に迫ったロシア・ワールドカップ(W杯)を前に、サッカー協会は指揮官の交代を決断した。パリのホテルでハリルホジッチ監督に契約解除を直接伝えたという田嶋会長は自身の責任を問われると、「放置してやることで責任がなくなるかと言えばそうではない。会長として、日本サッカーの発展を第一に考えなくてはいけない」と立場を鮮明にしている。

 大会直前での決断に至った理由は「W杯で勝つ可能性を数パーセントでも上げたい」というものだったという。とはいえ、「監督を変えたから決勝に行けるようなことにはならないのは理解している。状況を打破するために監督交代を決断した」と明かしている。

「ここまでになった責任はあるかもしれない」と認めつつも、あくまで西野新体制をサポートし、一丸となってW杯を戦う姿勢を前面に押し出している。

 ハリルホジッチ監督の電撃解任について、「最終的な意思決定は会長の専権事項」とし、最終的に自ら判断を下したという。「多くの人に相談した。よく(情報が)洩れなかったというくらい」と言及。8日夜まで情報の漏洩がなかったことについて思いを口にしている。

 田嶋会長自らの進退については、「この決断をしなければ、私の責任はなかったのか。会長はその時、その時で日本サッカーの発展につながることをするのが責任。辞める、辞めないを軽々には言えない。1%、2%でも可能性を上げる決断をした」と語るにとどまった。(Football ZONE web編集部)

代表監督を電撃解任となったハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】