最近、何かと話題の多いSUV。そして数あるスポーツSUVの中でも軍を抜いて完成度が高いことで知られているのが実は「ポルシェ・マカンGTS」と言われています。それを証明するために、ここではレーシングドライバーの田中哲也氏に試乗してもらいました。ご自身もプライベートでマカン・ターボを所有しているだけに、その差も含めてGTSの印象を聞くことにしました。

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「とてもSUVとは思えませんね、マカンGTSは。他とは出来が違います。エンジンレスポンスもいいですし、サスペンションの動きやブレーキ性能など、すべてにおいて、ちゃんと『スポーツ』しています。マカン・ターボでもここまで痛快には走りませんから」

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マカンGTSに搭載されるエンジンは、360psのパワーと500Nmの最大トルクを発揮するV6ツインターボユニット。7速PDK(デュアルクラッチ式)を組み合わせ、常時4輪を駆動する、従来のSUVとほぼ同じ手法で造られていいますが……。

「スポーツSUVといっても、サーキットやワインディングで本気になって乗る人はほとんど居ないと思いますが、そうしたステージでも対応できてしまうのがポルシェです。特にこのマカンGTSは、シリーズの中でも軍を抜いてスポーツ性が高い。冗談のように聞こえるかもしれませんが、分かりやすく例えるなら、まさに『背の高い911』です。特にワインディングでスポーツ・プラスモードにしてドライブすると、本気でそう思いますね。エンジンのパワー感が凄まじい。それに4WDといっても、ポルシェの場合、フロントへの駆動はほんとにわずかです。だからこうしたSUVでもトラクションをかけて、後ろから押し出されるようなフィーリングで楽しませてくれます」

そう聞くと、乗り心地も『スポーツカー並み』と思ってしまうもの。その点においても、問題ないと田中哲也氏は続けます。

「確かに乗り心地は、ちょっと硬めですね。これだけのスポーツ性能をもっているから当然ですが、それでもちょっと硬いだけで不快ではありません。ノーマルモードで乗っていれば、さほど気になりません。その点においては、マカン・ターボのほうが快適性は高いと思います。スポーツ性を優先しているのがGTSですから、むしろ、これだけ快適性を維持しているほうが驚異的ですよ」

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そして最後にこう付け加えて締めくくってくれました。

「本当の意味でスポーツSUVを求めるなら、間違いなく『マカンGTS』がイチバンです。たくさんのライバルがいますが、ここまでスポーツを貫いているSUVは、他にありません。ポルシェだから出来たことです。ボクもターボじゃなくて、GTSを選べばよかったと思っているくらい。それほど乗っていて楽しいSUVですよ」

【ポルシェ マカンGTS】
全長×全幅×全高:4692×1926×1609mm
車両重量:1895kg
エンジン:V型6気筒DOHCツインターボ
総排気量:2997cc
最高出力:360ps/6000rpm
最大トルク:500Nm/1650〜4000rpm
価格:981万円

(写真・動画/小林邦寿 文/野口 優)

【Porsche Macan GTS試乗】マカン・ターボ所有の田中哲也が「マカンGTSを選べばよかった」と思った訳は?(http://clicccar.com/2018/04/09/575745/)