長澤まさみ演のフジテレビ9ドラマ「コンフィデンスマンJP」が4月9日スタートする。

 昨今の低視聴率続きで存続が危ぶまれているフジ9ドラマだが、かつては月曜は「OLたちが一斉に帰路を急ぐ」とまで言われたものだった。

 その原動となったのは、放映開始30年を迎えた「9」のドラマにほかならない。社会にもなった名作たちのヒロインを、名セリフとともに回顧する。

「全開ガール」(11年/新垣結衣

あたし敗北から始まった人間です」

 これが新垣結衣の連ドラ単独の初演であり、キャッチコピーは「なし、学なし、イクメンの? そんな男、問題外でしょ!」と、現代を見据えたテーマ性が見える。ガッキーが扮した若葉は、東大卒の若き弁護士という才媛だが、少女時代父親の借で極貧な生活を送っていた。それが「敗北から始まった人間」のセリフにつながっている。ガッキーは本作の評価をステップに「リーガル・ハイ」や「逃げ恥」で大きく飛躍。

ランチ女王」(02年/竹内結子)

「女っていうのはね、100回やさしくしてもらうよりも、1回の強引なキスなんですよ」

 トレンディドラマという言葉が下火になった00年代、数少ない実女優として待望の9初演を飾ったのが竹内結子である。朝ドラ9の両方で演を務めた女優は、実はさほど多くない。そんな竹内が演じたヒロインに惚れる4兄弟というのがキャスト長男堤真一、次男・江口洋介、三男・妻夫木聡、四男・山下智久で、竹内に対する期待の高さがうかがえる。竹内出産後に仕事セーブしたが、離婚と同時に第一線に復帰。

「いつかこのを思い出してきっと泣いてしまう」(16年/有村架純

「心配っていうのは“心を配る”って書くんだよ」

 もはや9ブランドキラーコンテンツではなく、本作の均視聴率も1ケタに終わったが、作品の評価自体は高かった。これまで「東京ラブストーリー」や「トップキャスター」など、9の歴史に貢献してきた坂元裕二の脚本だけに、第1話から胸キュンセリフオンパレード。有村架純が演じた音の「あたしの間を通って走れるから」や「って、会わない時間に生まれるものじゃないですか」など、等身大のセリフが多かった。

失恋ショコラティエ」(14年/石原さとみ

パン・オ・ショコラくださいな」

 開始と同時に話題になったのは、石原さとみの可らしさと、回を追うごとにエスカレートしていく艶っぽさ。何かにつけて「○○くださいな」と小首をかしげてオーダーする石原キュートそのものだが、演の松本潤を相手のラブシーンでは、近年のテレビコードえる生々しさ。太ももも露わに、過キスが何度となく繰り返された。ただし、ここにきて発覚した石原同棲相手は、別のドラマで共演した山下智久というオチ

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