サッカー日本代表

(画像はサッカー日本代表公式Twitterのスクリーンショット)

日本サッカー協会は9日、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の契約解除を発表。後任には、現技術委員長の西野朗氏が抜てきされた。現在、スタッフ編成を調整中とのことだ。

協会によると、ハリルホジッチ監督との契約は7日付で解除されていたという。W杯本大会出場が決定した後の監督交代は、日本では史上初のこととなる。

2カ月後に迫ったW杯本大会。日本は「西野ジャパン」として、世界の強豪と戦うことになった。

■で、西野って誰?

西野氏と言えば、真っ先に思い出されるのが「マイアミの奇跡」だろう。

1994年のアトランタ五輪でU-23日本代表監督を務めた西野氏は、チームを28年ぶりとなる本戦出場へ導き、本大会ではブラジル代表を相手に1-0で勝利を収めた。この大番狂わせが「マイアミの奇跡」と名付けられ、世界中を驚かせた。

当時の日本サッカーは「世界で戦えるレベルにない」と思われており、ましてサッカー王国のブラジルが相手ともなれば、惨敗して当然。誰もがそう思っていた。

そうした状況の中、日本は中田英寿、前園真聖、城彰二、川口能活といった、のちのA代表常連メンバーが躍動。相手のわずかな隙を突いて伊東輝悦がゴールを奪い、歴史的ジャイアントキリングを達成したのである。

■Jリーグ監督としても数々の実績

西野氏は1998年、柏レイソルの監督に就任。翌年にはJリーグヤマザキナビスコカップ(現JリーグYBCルヴァンカップ)優勝を果たし、クラブを初のタイトル獲得へ導いた。

2002年より監督に就任したガンバ大阪では、2005年にクラブ初となるJ1リーグ制覇を達成。2007年にはナビスコカップ優勝も果たし、翌2008年にはAFCチャンピオンズリーグを制してアジア王者にも輝いた。

その後はヴィッセル神戸、名古屋グランパスでも指揮を執った。監督としてのJリーグ通算270勝は、歴代1位の成績。

実績としては十分なものを残していることがお分かりいただけるはずだ。

■ファンからは「西野かわいそう」の声

とは言え、このタイミングで自身初のA代表監督というのは、さすがに荷が重すぎる仕事だ。ファンからも同情の声が多数上がっている。

しかし、考えようによっては気楽に臨める状況であるとも言える。

こんなドタバタの末にグループリーグ突破でも果たそうものなら、西野氏は一躍「名将」の仲間入りだ。順当に敗退したとしても、「準備時間がなさすぎたから」と国民の理解は得られるだろう。

ハリルホジッチ監督の下、メンバーも戦術も固まらないまま、W杯前最後のベルギー遠征を不本意な結果で終えた日本代表。

もはや失うものは何もない。西野監督には、プレッシャーを振り切った思いきりのいいサッカーを期待したい。

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(文/しらべぇ編集部・ナカニシキュウ

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