俳優の舘ひろし(68)、女優の黒木瞳(57)が9日、都内で行われたW主演映画『終わった人』(6月9日公開 中田秀夫監督)のサラリーマン・OL限定試写会に出席。今作で定年退職後、“第2の人生”に苦悩する役柄を演じた舘は「最初は、ネガティブなタイトルで(オファーを)引き受けるか迷いました」と苦笑いで明かした。

【全身ショット】ブルーのドレスで美しい黒木瞳

 同作は、定年を迎えて世間から“終わった人”と思われるようになった元銀行マンの田代壮介(舘)と、かつての輝きを失った夫と向き合えない美容師の妻・千草(黒木)の笑って泣けるコメディー。

 最終的には脚本や中田監督を信頼して快諾した舘。イベントでは「年齢的には終わってるので、ギャグでは済まされない年齢なので、やっていいものかなと…」などと自虐発言をポツリ。役者業に“定年退職”はないが「どこかで自分で決めないといけないなと思っています」と、自身の引き際についても語っていた。

 夫婦役を演じた黒木とは、これまで数多くの作品で共演している。舘が「限りなく夫婦に近い友人」と笑顔で語ると、黒木も「夫婦と言われて、すぐにフッと演じられた」と返し、仲睦まじい雰囲気を振りまいていた。

 しかし、終盤の観客からの質問コーナーで笑顔は一転。ビートたけし(71)の独立騒動になぞらえて「石原プロで独立や契約の問題はある?」というファンから“芸能記者”顔負けの直球質問が何度もあがり、報道陣からも驚きのリアクションがかすかに起こると、舘も苦笑いを浮かべた。

 舘は「うちは契約とかではなく、何となく雰囲気でみんなが在籍している。契約書とかもないんです」と冗談半分で切り返すも、続けて「石原プロの働き方改革は?」と追及の声は止まらない。「働き方改革がよくわからないけど、石原プロは治外法権。セクハラ、パワハラは日常茶飯事なんです」と“舘節”でさらりと交わし、最後には「これ言ってよかったのかな?」と笑い飛ばしていた。
ファンの直球質問に苦笑していた舘ひろし(C)ORICON NewS inc.