非営利組織の動物保護団体Wild Aidが、絶滅の危機に瀕しているキタシロサイのオスが3月19日に死んだと発表しました。このオスは地球上に存在するキタシロサイのオスの最後の1頭でした。

【動画:生きていたころのスーダン】

 Wild Aidの発表によると、キタシロサイの名前はスーダン。年齢は45歳で、老化による健康状態の悪化と感染症のため治療を受けていました。死ぬ前日に急激に病状が悪化し、スーダンは立つこともできず苦しむことに。医療チームが苦渋の決断で安楽死させることを決定したとのことです。

 キタシロサイが絶滅の危機に瀕している原因は、ツノの売買を目的とした密猟によるもの。中国やベトナムなどアジア諸国での需要の高まりのため、過去10年間にサイの密猟が劇的に増加し、2013年度以降は年間1000頭以上のサイたちが密猟者によって命を奪われ続けています。スーダンの死により、地球上に存在するキタシロサイは、スーダンの娘と孫娘の、2頭のメスを残すのみとなっています。

保護区で暮らしていたスーダン