海外でも日本の和牛が高値で取引されたり、外国人が日本に和牛を目当てで旅行に訪れたりと、もはや日本だけでなく世界で存在感を増している和牛。近年は日本だけでなく海外でも取引の値段が上がっており、その際に価格を決定する重要な要素の一つがブランド。

松坂、近江、飛騨などのブランド牛は市場で高値で取引されるが、ブランドの知名度が低いと、いくら品質がいい牛肉でも市場で高い値段が付かない。

知名度が低い状態から、努力に努力を重ね、和牛オリンピックで日本一になった牛肉がある。鳥取県の大山黒牛だ。今回、さらに認知度を高めるために、銀座に大山黒牛の焼肉店「焼肉 強小亭 GINZA (キョウショウテイ)」を開店した。
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大山黒牛って?

鳥取といえば、ブランド鶏の大山鶏も有名だが、大山黒牛のポテンシャルも負けてはいない。大山は平安時代より牛馬のご加護を願う人々が集い、江戸時代には全国唯一の牛馬市として栄え、明治時代には日本最大の市へと発展した歴史を持つ。

血統を持った種牛が多く存在し、全国の有名な和牛の種牛も、大山出身ということもあるという。大山黒牛は、牛にストレスをかけないように飼育しており、飼料にもこだわって飼育しているという。
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どんだけ牛を愛してるの!?

まず大山黒牛を知るために、紹介動画を見て驚いた!大山黒牛を育てる畜産家の西田佳樹さんは、動画内で「僕の夢は3日間だけ牛になること」とコメントしている。いやいやいや!いくら牛が好きだからってそこまでにならないでしょ!?

真意を西田さんにお会いして聞いたところ「私は牛は大好きですが、牛は人間のために牛肉になります。命を頂いている以上、美味しく食べて頂きたいんです」と語ってくれた。

ブランド化するための苦労

牛の味は「種牛・飼料・環境」などの要因が重要と言われており、大山黒牛はどの要因も他のブランド牛にも決して負けてはいない。

しかしブランドとしての認知が今一つだったために、市場での買値は高くならないという問題点があったという。

「20年以上牛を育てていますが、ブランドが付かないと市場で値段が付かず、生産者が報われないことがあったんですよ。自分の感情が入らないところで大山黒牛が売られるのがイヤで、大山黒牛というブランドを育ててきました。2017年に牛肉のオリンピックで賞も獲得し、都内に進出するパートナーも決まり、世界に進出するために銀座に店を構えました」と西田さんが今回の東京進出を熱く語ってくれた。

「大山の黒牛は約50年前の和牛オリンピックでも優勝したことがあります。少し前までは霜降りが好まれる傾向にあり、私たちはブームに乗り遅れてしまったところもあります。大山黒牛は霜降りと赤身のバランスが取れた味に仕上がっています。ぜひ愛情を持って育てたお肉を味わって頂ければ幸いです」と思いを語ってくれた。
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年間150食×10年間焼肉を食べまくって焼肉店を作った焼肉のプロ石田さんと食べてみた

こだわりにこだわって西田さんが育てた大山黒牛。その味をその道のプロはどう評価するのだろうか?以前IRORIOでも取材したのYAKINIQUESTの石田さんがシンガポールから帰国中だったので、大山黒牛の魅力が味わえる試食会に一緒に参加してもらった。

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今回は試食会用の特別なもの。
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霜降りが適度に入ったカメノコは大山黒牛の赤身と脂の良さが同時に味わえる一品。焼肉というと脂っぽい食べ物でやや重いイメージがあると思う人が多いだろう。しかし、大山黒牛はくどさが感じられない。

焼肉のプロ、石田さんに聞いてみると「強小亭さんの大山黒牛の焼肉は、焼肉特有の重さやしつこさがないので、そういった人でも楽しめる焼肉ですね。とても“きれいな牛肉”という印象で、雑味がなく、すっきりとした味わいがします」とのことだった。

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石田さんが印象に残ったメニューがザブトンの焼しゃぶ。「霜降り肉にも関わらず脂のくどさがなく、繊細な出汁の味が良く合っています。霜降りの肉でもしつこさがなく、意外なほどさっぱりとしていますね」とコメント。

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多いときで年間150食も焼肉を食べ、今では焼肉文化を世界に広めるためにシンガポールで焼肉店を経営する石田さんの口から出た「おいしい」という言葉。大山黒牛の味は、プロから見ても相当なものなのだろう。

銀座から世界へ!

西田さんは今回の大山黒牛が食べられる強小亭の銀座出店をブランド化と世界への進出するためと位置付ける。「この度Joel dinnerという良いパートナーさんに巡り合い、銀座に進出することになったことをとても嬉しく思います。生産者と肉屋と料理人が組んで、本当に美味しいものを出そうとこだわった焼肉を食べて頂ければうれしいです」P2800192

和牛オリンピックで優勝し、銀座にも進出を果たした大山黒牛。牛肉が好きなら一度味わってほしい。牛肉が好きな人も、そうでない人もその味に驚くはずだ。

焼肉 強小亭 GINZA (キョウショウテイ)

営業時間:17:00~23:00

電話番号:03-3545-0707

定休日:月曜

公式サイト:https://kyoshotei-ginza.com/

「3日間だけ牛になりたい」という夢を持った畜産家が育てる和牛オリンピックで日本一になった大山黒牛をヤキニクエスト石田さんと食べてみた