俳優大泉洋が9日、都内で行われた映画焼肉ドラゴン』の完成披露試写会に出席し、本作で関西弁の演技に挑んだ苦労を「こんな事も違うんだというくらい直されて、すごく大変でした」と振り返った。イベントには、真木よう子井上央、桜庭ななみ、鄭義信監督も登壇した。

 本作は数々の演劇賞を総なめにした鄭義信作・演出の同名舞台を、鄭が自らメガホンをとり映画化。1970年、高度経済成長期の関西の地方都市を舞台に、小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む家族が、時代の波に翻弄されながらもたくましく生きる姿を描き出す。

 関西を舞台にしただけにキャストの多くが関西弁で臨んだ本作。井上が「難しかったです。みんなで励まし合いながらやっていました」と振り返れば、木は「万博」の微妙イントネーションに苦労し、20テイクも行ったエピソードを紹介。大泉も「初めて話しました。漫才でも聞いている親しみの深い方言と思っていたけど、話してみると難しかったです」としみじみり、「こんな事も違うんだというくらい直されて、すごく大変でした」と苦労を打ち明けた。

 さらに、井上関西弁だけでなく台本にない罵を追加されたエピソードも紹介。撮影初日、大泉の運転する自転車に二人乗りするシーンで、演じたキャラクター喜怒哀楽しいだけに井上は「いきなり監督から台本にない罵を言ってと言われて、関西弁もあるし、いっぱいいっぱいでしたけど……」と振り返りつつ、「大泉さんの自転車の運転がとにかく下手で、お尻ガンガン打つし自然と怒りが湧いてきて感謝しています」といたずらっぽい笑みで振り返ると観客は爆笑

 これに大泉が「わたし、つい先日自転車を教えたばかりですよ」と切り出し、「まず、あの乗り方がおかしんですよ。も狭くて悪いし、を放したりしているものですから、央ちゃんの足に当たったらと思うし、難しいんですよ」と反論。

 さらに、「自転車上手ですよ。下手だとは言われたくないわ」とまくし立てて大泉節を連打し、さらに観客の笑いをさらっていた。(取材・文:中村好伸)

映画焼肉ドラゴン』は6月22日より全

映画『焼肉ドラゴン』完成披露に登壇した大泉洋