華山みおです。『物語』と一言で言っても全てがフィクションというわけではありません。 日常の中にもたくさんの物語は潜んでいます。 

 日常の一コマを物語として楽しく読める『エッセイ』。人様の生活を“覗き見“しているみたいで私はエッセイが大好き。その中でもコミックエッセイはとっつきやすいので普段本を読まない方たちにも馴染みがあるのではないでしょうか。

 私はエッセイを読むとその作者の方がもれなく大好きになってしまいます。エッセイから知った作者の方のことはたいてい大好き。嫌いになれない。だって色んな思い出を共有している(つもりになる)んだもの。

 そんなわけで今回は、4月より1分アニメが中京テレビ「ニャンだ?フルチャンネル」内でスタートのコミックエッセイ『黒猫モンロヲ』をレビューします♪ 

 あらすじは以下を参照してください。(幻冬舎HPより引用)

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 猫と暮らすってどんなかな……? 里親募集を見てはあれやこれやと悩んでだけど、「見るだけだから」とお見合いに出かけたヨッピー。そこで、膝にちょこんと乗ってきた小さな黒猫が「モンロヲ」だった。これは運命!? 家にきた最初の晩から隣でスンスン眠るモンロヲは、すぐに大切な家族になった。

 いつだって、キミが隣にいてくれなくちゃ、イヤなのだ!

〇モンロヲは、お行儀よく、真顔でトイレをする。
〇モンロヲは、ヨッピーが仕事でパソコンに向かっていると、キーボードの上で邪魔をする。
〇モンロヲは、眠りこけて、時々落ちる。
〇モンロヲは、シャワーの水を出すと、一心不乱にペロペロする。
〇モンロヲは、いつも真顔。
〇モンロヲは、ごはんをハムハムする。
〇モンロヲは、テレビに出て来る動物が好き。
〇モンロヲは、家の中をパトロールして、たまに家出する。

 黒猫モンロヲと人間ヨッピーの”フツーで特別な日々”を綴った、コミックエッセイ。
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 私自身は猫を飼ったことがなく、作品冒頭で作者のヨッピーさんがされていた“猫と同じくらいの大きさのヒョウのぬいぐるみで猫との暮らしをシミュレーションする”と似たようなことをする部分で止まっているので(私は普通に猫のぬいぐるみでした。にゃーちゃんという名前の猫ちゃんを、めちゃめちゃ可愛がっていた期間がありました。今思うと謎)、猫との生活は妄想の中でだけ繰り広げられているのですが……。作中では飼い主さんの視点を覗き見させてもらえます。 飼い始める前の出来事から読んでいるからもう他人事ではないというか。ヨッピーさんと一緒にドキドキしながらモンロヲをお迎えしに行って、モンロヲと出逢って運命を感じていました。

 里親募集のお知らせチェック、お見合いからのお迎えの流れの飼い猫ちゃんや飼い犬ちゃんたちの出会いって色んな物語があると思うのですが、その子たちとの出会いが『あ、運命だ』って思えるのってとても素敵ですよね。 かけがえのない家族との対面の際にそう思えるって(もちろん後々にそう思えることも)とっても素敵だし、羨ましいなぁって思います。ヨッピーさんのモンロヲへの愛情、一緒に生活することで感じる幸福感が1コマ1コマに溢れて伝わってきます。
 
 私が特に気に入っているエピソードは、『わざと1~3』のエピソード。ぬいぐるみでは味わえないんですよ!! この、猫かってる人あるあるであろうよく聞く『作業が猫ちゃんに邪魔されて進まない』やつーーーーー!!! でも可愛いから結局飼い主さんがされるがままになっちゃって困ってるけどまんざらでもないやつ! 私もこれ体験したい!

 猫との生活あるあるに加え、作中にはモンロヲ・ヨッピーさんをとりまくキャラクターたちのちょっと不思議な世界観のお話しも収録されています。

 イラストレーターのヨシヤスさんの描かれる可愛いキャラクターでゆる~く展開していてどのページを開いても可愛い。特にお気に入りなのはチワワの『チクワ』ちゃん。ちくわを両手に持ちたいチクワちゃんが最終的に発明した方法が可愛すぎます。

 猫同士の可愛らしいやり取りや、ヨッピーさんの周りにいる個性の強すぎるキャラクターが織りなすモンロヲのいる生活。のぞき見してみると、自分も彼らと仲良くなっていく気分が味わえます。

 4月から始まるアニメでは、ずんぐり役を一般からオーディションをして決まった天野萌さんが演じられるとか。そんなオーディションがあったとは……。私もこの世界の住人になりたかったなぁ。主役のモンロヲ役は大人気声優の新田恵海さん。動くモンロヲたちの生活もぜひのぞき見したいものです。
(文=華山みお)

黒猫モンロヲ/ヨシヤス