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【公式】コンフィデンスマンJPさん(@confidenceman_jp)がシェアした投稿 – 2017年12月月13日午後4時48分PST

2018年4月9日にスタートしたフジテレビの新月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」。 長澤まさみさん11年ぶりに月9ドラマ主演であり、東出昌大さん、小日向文世さんが主要キャストとして集結。

全員詐欺師で二転三転する壮絶なだまし合いを笑いを伴いながら見せる「痛快エンターテインメントコメディー」となっています。

今回その第1話を拝見して非常に満足したわけですが、このドラマには魅力と懸念の両側面があったので、今回はそれをまとめていきたいと思います。

なお、今回の5つの魅力と2つの懸念はあくまでも一個人の見解であり、魅力と思うポイント&つまらないと思うポイントは人それぞれです。あくまでも参考レベルとしてご参照いただければと思います。

魅力1:チャーミングに魅力全開の長澤まさみさん

物語云々を語る前にこのドラマ最大の魅力はチャーミングすぎる長澤まさみさんに尽きると思います。

長澤まさみさんといえば、福田彩乃さんをはじめ彼女のものまねをする芸能人もいますが、そのモノマネの大げさなリアクションを今回本人が取り入れているようにも見えるコメディエンヌな演技を発揮されています。

オーバーリアクションで全力の笑顔、コメディエンヌな長澤まさみさんが120%ここにあり!「モテキ」などでも笑顔の印象(インパクト)が強いですが、今回は主役×連続ドラマですのでその魅力が何倍にも。

これは言葉で説明するよりも百聞は一見にしかず。予告編であったり、ドラマの後追い、そして第2話以降で是非みなさん堪能していただければと思います。

魅力2:新境地に挑む東出昌大さん

キャストの魅力は長澤まさみに限らず東出昌大さんも魅力溢れまくっていました。

東出昌大さんといえば映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビューをし、その後も硬派な役柄を中心に数々の話題作に出演してきました。

テレビドラマではTBS系の「あなたのことはそれほど」での冷徹な(しかしかわいそうな)演技が非常に印象的でしたが、今回の役柄はまるで180度逆のキャラクター。

どこか幼い少年のようで超ビビリ。第1話では逮捕されてしまい取り調べを受けるシーンや、江口洋介に泣きながら抱きつくシーンなどがビビリ×ヘタレの極みで超チャーミング。

今までここまでコミカルでチャーミングな東出昌大さんを見たことがなかったので驚きと同時に高感度爆上がりとなりました。(全ての出演作を拝見してきたわけではございませんので、その点ご容赦ください)

東出昌大さんの新境地をこのドラマで見ることができると思います。ですので、東出さんのファンの方であればよりファンになること間違い無し。今まで東出さんのファンでない方なら、ここからファンになる方もおられるのではないかと思うほどです。

魅力3:バイプレイヤーとして立ち回る小日向文世さん

長澤まさみさんと東出昌大さんの間でバイプレイヤーとして見事に立ち回るのが小日向文世さん。私が小日向文世さんを最初に名バイプレーヤーと思ったのは木村拓哉さん主演のドラマ「HERO」ですが、その他にも硬派な作品からコミカルな作品まで非常に印象的な役柄が多いです。

本作でもそのバイプレイヤーぶりは非常に見事に発揮されています。特に第一話では序盤で病院送りで昏睡状態に(一応)なってしまい中盤全く出てきません。それでいながら非常に大切な役どころで、出ていないシーンでもその存在感を意識しました。

おそらく第2話以降は第1話よりも出演シーンが増えてトリプル主演に近い部分が出てくると思います。東出さんと長澤さんの若い二人の間で少し年配の小日向さんがうまくバイプレーヤーとして今後も立ち回るはず。

詐欺師役ということで、様々な職業の人間に扮したチャーミングな小日向がお茶の間をほんわかさせることでしょう。

魅力4:気軽に楽しめる仕掛けのある脚本

キャストの魅力を語ったところで本作のストーリーの話に移りたいと思います。

本作は脚本家 古沢良太さんのオリジナルストーリー。古沢さんといえば映画『ALWAYS 三丁目の夕日』やドラマ「リーガルハイ」シリーズなどが代表作ですが、それらに右ならえで本作もコミカルで先の展開が楽しみで仕方ないストーリー展開を堪能することができます。

詐欺師の話なので、その倫理観で引っ掛かってしまったら負け。あくまでもドラマとして割り切って、騙し騙される展開を楽しむに越したことはありません。

とにかく騙しに騙しを重ねる展開が今作の魅力。特に第1話冒頭の偽カジノシーンで二重の騙しを働かせ、「こういうドラマですよ」と宣言をし、第1話本編も多重構造で騙しを働かせていたのは痛快でした。

あちこち「ここはきっと仕掛けてるな」と思う部分がありましたが、後半別角度から物語の真相が描かれるシーンでは、「ここもか!」「え?そこもかい!」と思うところがあり、ある種変に勘ぐらずに軽めの気持ちで見ることで驚きも出てきて満足度が上がるのではないかと思いました。

とは言っても、この多重構造の騙しは今後マイナスポイントにもなりそうなので、その部分は懸案事項として後述させて頂きます。

魅力5:毎回ゲストが楽しめる

第1話のゲストは江口洋介さんで、主要キャスト3人を食う非常に存在感のある演技を見せてくれました。特に江口さんは正義感の強い役柄を演じてきた印象なので、今回のような裏社会ボスという役柄は新鮮であり、それでいながら最後の最後でヘタレな部分も見せてある種江口さんも新境地のようなインパクトがありました。

第2話では吉瀬美智子さんがゲストとして登場。今後も豪華なゲストが登場することが予想されます。

ピンポイントで視聴率を稼ぐための人気ゲストということではなく、長澤まさみさんらと対峙する重要なゲストとしての登場が毎回期待されるのでゲストに冷めることもなし。

次回は誰が出るのだろう、どんな豪華な俳優がどんな面白い役回りをしてくれるのだろう、なんてことを考えながら楽しめると思いました。

懸念1:同じ仕掛けだとそのうち予想ができてしまう

さてここまでは「このドラマは非常に面白い!」ということを書いてきましたが、2つの懸案事項が浮かびました。

1つは第1話では非常に巧みに機能していた二重三重の騙しの構造。

このドラマは今後も“1話完結型”で話が進んでいくと思いますので、その中で同じような構成で物語が進んでいくと毎回早い段階で結末がが視聴者に見破られてしまうかもしれません。

物語の仕掛けがわかったとしても、他の視点から物語を楽しむことができますが、毎回予想ができるようになってしまったら一部の視聴者は離れていってしまう恐れもあります。

もちろん「月9」というフジテレビの看板であり、最近視聴率が低迷していることもあるので、この辺りも当然織り込み済みとも思われます。

この懸案事項に関してはむしろ「今後どのようにそれをクリアして、良い意味で予想を裏切ってくれるのか」と期待も込めて今後も見ていきたいなと思います。

懸念2:実現不可能すぎる展開

第1話でもそうでしたが、本作は物理的に不可能な展開が含まれています。この部分は人によっては「ちょっとなー…」と冷めてしまうのではないかと思いました。

第1話で言うと飛行機からスカイダイビングをするということ。もっと細かい部分で言えば飛行機から荷物を鳥取砂丘に投げて、数分してからスカイダイビングをしたらだいぶ違うところに着地するはず。なのにピンポイントで落とした荷物のところに人間も着地。これは明らかにおかしい部分です。

今後も毎回それぞれ少しでも知識がある方は「展開が雑すぎる」と不満を抱いてしまうかもしれません。しかし、このドラマは半分ファンタジーであり、現実世界で実現不可能であるからこそ犯罪を助長するドラマにはなっていないということで割り切って楽しむのであればむしろ良し。軽い気持ちでツッコミもしつつ楽しむくらいがこのドラマにはちょうど良いのかなと思いました。

まとめ

魅力と懸念を書かせていただきましたが、「コンフィデンスマンJP」は 見ていてとても楽しいドラマでありました。

映画においても、ドラマにおいても、「楽しい!」「面白い!」と思うものには欠点があったりもします。例えば映画『ルパン三世カリオストロの城』を見て、「車が崖をあんな風に走ることはできない!インチキだ!」と突っぱねる方はいないと思うのです。もちろん今回は“実写で飛行機からスカイダイビング”はそれとは話が違うとも思われるかもしれませんが、まあ楽しい部分に目を当てて楽しむことで満足度は上がるという感じが伝わればなと思います。

そうだ、1話完結であると書きましたが、第1話の江口洋介さんの「覚えてろよ」の一言は気になりますね。前クールのTBSドラマ「アンナチュラル」のように、1話完結に見せて全体を包括する大きなテーマがあったらいいな、なんてハードルの上がる期待も最後に込めつつ今回はおしまいにします。

「コンフィデンスマンJP」は毎週月曜21時、フジテレビ系にて放送です!

(文:柳下修平)