今春スタートの推理ドラマラインナップには、個性派刑事が多数登場する。過去と交信しながら未解決事件の解決に乗り出す坂口健太郎、文章から書き手の心情を推理し捜査に役立てる波瑠&鈴木京香。おなじみの人気シリーズにも新たなメンバーが加わり、それぞれオリジナリティあふれる捜査で難事件解決に挑む。そんな、敏腕刑事ぞろいの春クール推理ドラマを総ざらい!

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■ 過去と未来の刑事が無線越しに共同捜査!

「シグナル 長期未解決事件捜査班」(4月10日スタート、毎週火曜夜9:00-9:54※初回は-10:09フジテレビ系)は、謎の無線機を通じて現在と過去を生きる2人の刑事が協力し、未解決事件に挑むヒューマンサスペンス。2人は、事件の真相を追う中で、時に現実さえも塗り替えていく。

4月10日放送の第1話では、三枝健人(坂口健太郎)は、幼い頃に友人が殺害された事件で謎の女を目撃。だが、警察には相手にされず、事件は未解決のまま時効が迫っていた。

そんな中、警察官となった健人は、ある日、廃棄処分寸前の無線機から、健人と同じ事件を追う大山剛志(北村一輝)の声を耳にする。大山から事件の手掛かりを聞いた健人は、半信半疑ながらも大山が話した場所へ向かうと、身元不明の白骨死体を発見する。

「シグナル―」の捜査のキモは、過去を生きる刑事との無線機による交信だ。

城西署に勤務する三枝は、独学のプロファイリング知識と冷静な判断力、観察力で事件に向き合う。

一方、無線機から聞こえてくる声の主・大山は城西署刑事課に勤務していた刑事で、警察のメンツや慣例にとらわれず思う存分捜査にのめり込む性格だ。 

無線機越しに、巡査の健人を「警部補」と呼ぶ大山。大山と面識のない健人だったが、交信を続けていくうちに、大山が過去を生きている人間であることを知る。そして、2人は過去と現在の情報を共有していく。

■ “文書解読”で未解決事件に挑む

「未解決の女 警視庁文書捜査官」(4月19日スタート、毎週木曜夜9:00-9:54テレビ朝日系)は、麻見和史の警察小説が原作のミステリー。文字を糸口に未解決事件の真相を追う“文書解読係”の活躍を描く。

体力と柔術に自信がある熱血刑事・矢代朋を波瑠が、文字フェチの頭脳派刑事で、“倉庫番の魔女”と呼ばれる文書解読のエキスパート・鳴海理沙を鈴木京香が演じる。

19日スタートの第1話では、捜査で負傷し、昏睡状態から目覚めた刑事・朋が「特命捜査対策室」第6係、通称・文書解読係に異動させられる。最初は“文書解読”に懐疑的だった朋も次第に文字を手掛かりに謎を解く面白さに気付き始め、先輩刑事の理沙らと共に、10年前のミステリー作家殺人事件の再捜査に挑む。

「未解決の女―」で描かれるのは、“文書解読”という非常にユニークな捜査方法だ。

鈴木演じる理沙は、遺書などのわずかな文章から書き手の性格や思考を言い当てる能力の持ち主。文章から書き手の心理を推測し、事件を解明していく。

鈴木が「事件解決につながるパスを送る立場」と語るように、理沙の文書解読が捜査の突破口となるのだ。

■ 新組織「特別捜査班」で“9係”に新しい風が吹く

シリーズ続編も続々スタートする。第12シーズンまで放送された人気シリーズ「警視庁捜査一課9係」(2006年ほか、テレビ朝日系)は今シーズンから「特捜9」(4月11日スタート、毎週水曜夜9:00-9:54テレビ朝日系)として新たなスタートを切る。

1年前、加納倫太郎(渡瀬恒彦)の異動に伴い解散した“9係”だったが、神田川警視総監(里見浩太朗)の指示で新設した「特別捜査班」として生まれ変わる。新たに若手刑事・新藤亮(山田裕貴)も加わり、事件を追う。

“9係”のメンバーが再集結し、事件解決に挑む。11日スタートの第1話では、「特別捜査班」として呼び出された浅輪直樹(井ノ原快彦)が、新班長・宗方朔太郎(寺尾聰)の下、仲間を集める。そんな中、縄文土器の発掘現場で遺体が発見され、直樹らは現場へ向かう。

“9係”の持ち味は絶妙なチームワーク。その良さを生かしつつ、新たなメンバーも加わって事件解決に挑む「特捜9」の活躍に期待だ。

■ 人気シリーズ第3弾に懐かしタッグ

捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)率いる捜査一課の活躍を描く「警視庁・捜査一課長」(4月12日スタート、毎週木曜夜8:00-8:54※初回は-9:48テレビ朝日系)は第3弾を放送。今シーズンの注目は、広報課・谷中萌奈佳(やなか・もなか) 役で新たに捜査に加わる安達祐実だ。

「家なき子」シリーズ(1994年ほか日本テレビ系)では、飲んだくれの父とその娘という役を演じた内藤と安達。

本作では、安達演じる萌奈佳が大岩の新たな右腕となり、捜査を進める上での新機軸の役割を果たす。

12日放送の第1話では、東京・台場で絞殺遺体が発見される。運転担当刑事・奥野親道(塙宣之)と捜査に乗り出した大岩は、ある理由から広報課の萌奈佳(安達祐実)に捜査協力を仰ぐことに。ドラマファンなら懐かしさを感じずにはいられない2人の新たな関係性は必見だ。(ザテレビジョン)

坂口健太郎は過去を生きる刑事(北村一輝)と交信して事件に挑む 「シグナル―」