もしも自分がUFOや地球外生命体、UMA(謎の未確認動物)と遭遇したとしたら――!? 周囲にその体験を声高に訴えるだろうか、それとも理解を得られるはずがないとして、胸に畳んでおくだろうか……。


■UFOと直接対峙したアーティスト

 スペイン人男性のロベルト・ジモス氏は、一風変わった方法で自身のUFO体験を皆と共有したいと考えた。アーティストである彼は、自らの芸術作品を通じて発表したのである。

 あえて発表することで、他の声なき体験者に自らの身に起こったことを怖れないよう、勇気を与えたいという。

【作品の画像はコチラ→http://tocana.jp/2018/04/post_16542_entry.html】

 ジモス氏が遭遇したのは2009年、休暇でブラジルを訪れた時のこと。いつでもスケッチできるよう、ペンと紙を抱えて1人で散歩に出かけた氏は砂丘に向かい、丘の上あたりで腰を下ろした途端にすぐ目の前にUFOが浮かんでいること――自分とUFOが直接対峙していることを冷静に理解したという。

「ひとつの窓が開き、正体不明の2体がこちらを見ており、彼らは長い首と奇形の頭、真っ黒な目を持っていて、非常に高貴な佇まいで堂々としていた」(ロベルト・ジモス氏)

 背の低い女性(?)の方は頭部に小さなティアラをつけていたようだ。

 ジモス氏は地球外生命体である彼らが氏の芸術的な能力をあらかじめ知っており、自分たちの姿を正確に描写したり彫刻で表してもらうために眼の前に出現したと確信しているという。

 人間とは異なるかなり特徴的な外見ではあったが、ジモス氏は彼らが危害を与えるようには見えず、むしろ救いを与えようとしているようにさえ感じたそうだ。


■「彼らの存在は脅威ではない」

 将来、人類が遭遇するであろうその時に向けて、「僕の役目は彼らの存在は脅威ではないことを伝えること」と語る氏は現時点では無論、皆が信じるのは難しいだろうといいつつも、だがあと20年のうちにはきっと理解を得られるはずだ、と期待を込める。

 既にこれまでに関連絵画はスケッチやアクリル画、パステル画等を含め合計で100点を超え、彫刻も15体制作するなど、“彼ら”との遭遇により新たにインスピレーションを得た氏は現在も精力的に活動を続けている。

 一見、荒唐無稽な話だが、念のためひとつ付け加えると、ジモス氏は決して妙なUFOかぶれの自称アーティストではない。

 バロセロナのオリンピック公園や街で最もにぎわうランブラス通りの海側にジモス氏作のブロンズ像が設置されるなど、スペインの現代アートシーンにおいて認められている芸術家のひとりである。

 そんな立ち位置のジモス氏がUFO関連作品を発表し続けることは、経緯の真偽はともかく、ある意味肝が据わった行動ともいえるだろう。

 他人事ではなく、我々ももしかしたら近い将来に“彼ら”と遭遇する可能性もゼロではない。その際はジモス氏の言う通り、先方が友好的であることを強く願いたいものである。
(文=Maria Rosa.S)


※イメージ画像:「Thinkstock」より

イメージ画像:「Thinkstock」より