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 このところ、ずーっと気になっていることがあります。それは、仕事場の机のまわりのケーブル類のゴチャゴチャ。いつ死んでも迷惑をかけないよう、部屋や机は整理整頓を心がけているのですが(笑)、どうしてもケーブルの乱れだけは納得や解決ができない日々を過ごしております。市販のコード整理グッズも良いのですが、机の上を横に走るケーブルは無くならないのがタマにキズ…。

 事務所は筆者も含めてスタッフは2人なのですが、理由があってMac4台が常に起動中…(笑)。うち1台はWindows10とのハイブリッドOSなので有線キーボードと有線マウスがかかせません。

いきなりケーブル地中化計画!しかし、いろいろなハードルも…

 話が少し逸れますが、筆者の趣味はリノベーション。そんなこともあって建築誌へのコラムを連載したりもしております。コラム用に写真撮影もするのですが、やっぱり建築の写真で気になるのが空を背景にした電線や電柱。

 「電柱電線がなくなると風景がずっと良くなるのになぁ…」と、銀座やミッドタウンなどの電線地中化エリアを通るたびに、ため息をついていました。

 というわけで、「筆者のオフィスの机だけでも…!と、ケーブルの地中化計画を決行!」。地中化といっても、床の下ではなく、机の下にケーブルを通すという意味です。

 決意は熱いのですが、ハードルも少なくありません。まずオフィスで使っているテーブルはオフィス用ではなく食卓用。もちろん、ケーブル用の穴などはありません。地中化計画にまず必要なのはケーブル用の穴。それも電源プラグを通すため、やや大きめの穴が必要です。もうひとつのハードルは、天板の厚さが5センチ弱もあること…。質実剛健なデザインを気に入って選んだテーブルですが、それが地中化のハードルを高くするはめに…。そんなことを踏まえて、構想1週間の計画。はたして、作業はどうなることやら…(汗)。

まずはドリルとホールソー

 完成後の見栄えを良くするため、最後にグロメットと呼ばれる穴カバーを装着予定です。グロメットのサイズに合わせて、穴のサイズは50mm(5センチ)に決定。ドリルはBOSCHのPSB700 RE/Nを使用しました。

 ドリルの回転数が高いと熱で天板の木材が焦げたり、先端に取り付けたホールソーの刃を熱で痛めるので要注意です。机が燃えたらシャレになりません。

 ホールソーは削りカスが少ないので今回のような室内の作業に向いています。しかし、構造上25mmほどの板しか貫通できないので、天板の上下から攻めることにします。真ん中で穴の位置がドンピシャにあえばいいのですが…。なんとなくトンネル掘りをしていた昔の人たちの不安がわかります。

 ホールソーの刃を冷ますため、穴あけをしては休み、また穴あけを繰り返します。下からの作業は、顔中がオガクズだらけに…(笑)。コンピューター4台分、テーブルの2箇所に穴を開けます。

 ケーブルをグロメットと穴に通して地上部分(天板部分)は完成です。

地下部分(机の下)の作業

 机の下のケーブルの取り回しはナイロン製の結束バンドと面ファスナー結束テープを使います。ナイロン性の結束バンドは「インシュロック」などの商品名でいろんなサイズが販売されています。面ファスナーテープは「マジックバンド」、「ワンタッチベルト」などが商品名。

 テーブルタップや電話線など、あまり移動させないケーブルは結束バンドで机の足に固定します。電源系を含め、あまりきつくバンドを締めすぎると断線の恐れがあるので注意します。位置を変える可能性がありそうなLANケーブルやUSB機器のケーブルは、面ファスナー結束テープで固定。面ファスナー結束テープはいつでも巻き直しができるので機器が変わったときの再配線作業がラクチンです。

完成!やっぱり気分がいいですが…

 トータル6時間ほどで完成。1週間ほど計画を悩んだせいもあり、作業が上手くいって気分がいい!最近はあんまり固定電話も使わなくなってきたので電話は机の下の棚に収納。

 終わってから気がついたのですが、仕事が忙しいときに限ってこんな計画や作業をスタートさせてしまう筆者…。まるでテスト勉強の最中に机の整理を始めてしまう子供と同じ心理かも。現実逃避というか、「きれいな机ならちゃんと勉強する」というアンバランスなドリーマーというか…(笑)。

 完成後、とりあえずは今回のこの原稿も5パーセントくらいは速く仕上がった気が…、しないでもありません(笑)。地中化のための計画時間や作業時間を仕事で回収できるのは、いつになることやら…。でも、気分がいいから良いかぁ…(汗)

ケーブルの乱れは心の乱れ?!コードの混乱を解決してみた