●完全ワイヤレスイヤホン「WF-SP700N」
ワイヤレスイヤホンの人気は衰え知らず。2018年も春本番を迎え、たくさんの新製品が発表されています。ソニーも今回、キャラクターが異なる3種類の新しいワイヤレスイヤホンを発表しました。ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「第2弾」も登場です。

3つの新製品に共通するのは、IPX4に相当する防滴・防汗対応のスポーツイヤホンであるという点です。カラーバリエーションは淡いパステル調の4色(ホワイト/イエロー/ピンク/ブラック)。発売日は4月28日になります。

最近では、普段着感覚でスポーツアイテムを着こなすファッションがイケてるそうです。日常生活とスポーツライフの間に横たわる垣根も取り払われつつあるのでしょう。確かに防滴・防水仕様のスポーツ用アイテムは、イヤホンやヘッドホンに限らず雨の日やキッチンなど家の中の水場でも使えるので便利ですね。ソニーの新製品、特徴を順番にチェックしていきましょう(推定市場価格は税別)。
○WF-SP700N / オープン価格(推定市場価格 23,000円前後)

ソニーが昨年(2017年)発売した「WF-1000X」以来となる、完全ワイヤレスイヤホンの第2弾です。WF-1000Xと同じオーディオグレードにこだわるデジタルノイズキャンセリング機能を搭載して、なおかつIPX4相当の防滴・防汗対応という完全ワイヤレスイヤホンは、本機が世界初とのこと(ソニー調べ)。

ノイズキャンセリング機能の効果は自然にかかるうえ、オン・オフのメリハリも明快に感じられます。ノーマルとボイスの2パターンから選択できる「外音取り込み機能」も搭載されているので、ヨガや体操など室内スポーツを楽しみながら音楽に集中したり、または街を歩きながらの音楽リスニングにも最適です。

イコライザー、ノイズキャンセリング機能、Bluetooth接続の音質・接続性の優先切り替えは、モバイルアプリ「Sony Headphones Connect」から行います。外音取り込みとイコライザーをアプリで設定、記憶させてボタン操作で一発切り替えができる「クイックサウンドセッティング」はとても便利です。なお、ハンズフリー通話や音楽再生のリモコン操作は、本体両側に搭載するボタンをクリックして行う仕様です。

充電器を兼ねた専用ケースによって、イヤホン本体のバッテリーを2回充電できます。本体単体の連続音楽再生は3時間。貝殻のようなケースはフタを回転させると開いて、イヤーピースやアークサポーターを装着したままイヤホンを出し入れできます。

そら豆のようなデザインの本体は、装着したときに斜めに見えるようなスタイル。フィット感の高いロングサイズのイヤーピースとスタビライザー付きのアークサポーターにより、頭や体を激しく動かすダンスやエアロビクスを楽しみながら、イヤホンを落とすことなく安心して音楽が聴けそう。外音取り込み機能もあるので、周囲の人との会話が必要なスポーツを楽しむときにも向いています。

首の後ろ側に回すケーブルもないので、髪の長い女性にもおすすめ。また、音楽を聴かないときにイヤホンを耳から外す場合、そしてスポーツクラブやジョギングのときには手もとにケースを持たない……。そんなときには、イヤホンを首にかけていたいよねというユーザーは、この後に紹介するネックバンドタイプのワイヤレスイヤホンを選びましょう。

●ネックバンドタイプ
○WI-SP600N / オープン価格(推定市場価格 19,000円前後)

こちらはWF-SP700Nとよく似たデザインと機能を備えたネックバンドタイプのワイヤレスイヤホン。デジタルノイズキャンセリングに外音取り込み、本体を汗や水しぶきから守るIPX4相当の防滴対応、モバイルアプリの対応などを完備しています。

ハンズフリー通話や音楽再生コントロール用のリモコンは、左側ケーブルのインラインに搭載しました。センターのボタンを長押しすると、ペアリングしたスマホのAIアシスタントが起動。イヤホンのマイク入力から、音声でAIアシスタントにコマンドを送ることができます。

音質については、BluetoothのオーディオコーデックがAACとSBCをサポートしています。アプリから音質優先の設定を選択すると、AACに切り替わります。音のチューニングはSP700N/SP600Nともに、6mm口径のダイナミック型ドライバーを搭載。重低音を特徴とするEXTRA BASSシリーズのテイストに仕上げて、アウトドアで使うときにも引き締まったパンチ力のある低音を聴かせてくれます。

音のバランスは専用アプリからもアレンジできるので、エクササイズのときにはしっとりとしたボーカルのバラードや、クラシックを中心に聴きたいという方もご安心を。

完全ワイヤレスイヤホンと比べて、SP600Nはケーブル付きです。使わないときは首から下げられたりと、使い勝手のうえで違いが現れます。内蔵バッテリーの連続音楽再生時間は6時間。こまめな充電は苦手という人には本機がぴったりかもしれません。

●インナーイヤー&ネックバンドタイプ
○WI-SP500 / オープン価格(推定市場価格 9,000円前後)

最後の3機種目は、WI-SP600Nと同じネックバンドタイプですが、ハウジングが開放型という、いわゆるインナーイヤータイプ。シャープでキレのある中高域を特徴としていて、自然に周囲の音が聴こえる、いわば電機的な技術を使わない「外音取り込み機能」を備えています。

反面、外からの音が飛び込んで来るので、賑やかな場所ではボリュームを上げて聴く必要が出てきます。若干の音漏れにも気をつけて使いましょう。13.5mm口径のドライバーを搭載しているので、低音は深くゆったり、中高域も解像度が高くて余裕があります。

装着スタイルもやや変わっていて、バッテリーやコントロールボックス、Bluetoothレシーバーなどの電気回路を乗せたイヤホン部を耳に乗せてケーブルの重みを解消しています。バッテリーは最大充電から8時間。AAC/SBCのコーデック対応です。

SP700N/SP600Nとの明らかな違いはもう一つ。本機はモバイルアプリ非対応です。デジタルノイズキャンセリング機能も搭載していませんが、1万円を切る低価格と、IPX4相当の防滴対応にしっかりと対応してきたところは要注目です。付属品のキャリングホルダーに本体を装着して、ケーブルをまとめればコンパクトに持ち運べます。

ノイズキャンセリング機能を応用した外音取り込みの感覚が何となく苦手で、もともと開放型のワイヤレススポーツイヤホンがほしかったという方には、SP500が最良な選択肢の一つになるでしょう。装着感が独特なので、一度店頭展示の実機などで確かめてから購入を検討してみてはいかがでしょうか。
(山本敦)

画像提供:マイナビニュース