不動産情報サービスのアットホームはこのほど、「長男にU ターンして欲しいか」という調査を東京で働く長男を持つ、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県以外のエリアに住む40歳以上の親618名を対象に実施した。新年度を迎えて息子が地元を離れて新生活を始めたこの時期に、跡継ぎの対象となることの多い長男に対して、親はどのように思っているのだろうか。

長男に「ずっと地元に戻らない」と言われている親は、半数以上の53.9%だった。長男が既婚者の場合は6割以上で、持ち家に住んでいる場合は7割以上という結果だった。この影響もあってか、「長男が地元に戻ってくることを“諦めている” 」と答えた親は66.5%で、「ずっと地元に戻らない」と言われている親に限定すると約9割が諦めていると回答している。

しかし本心では「長男に地元に戻ってきて欲しい」と思っている親は45.6%で、「ずっと地元に戻らない」と言われている親でも、本心では33.0%が戻ってきて欲しいと回答している。

親に子供との同居について質問したところ、「長男と将来“同居”したい」と思っているのは17.3%で、男女別に比較すると男性は22%、女性は12.6%で、父親のほうが実家に戻って欲しい気持ちがやや母親を上回っている。

同居をしたいと思わない親に、交通手段を問わず30分以内で親世帯と子世帯が行き来できる距離を“近居”として、同じように質問をしたところ、「“近居”をしたい」は43.8%で同居より多くなった。男女別では、父親が36.1%、母親は50.7%で、母親は近いところなら住んで欲しいと思っているようだ。

では、同居を考えない理由は何なのかを質問してみると、一番多かった答えは「長男やその家族に気を遣うのが嫌だから」が50.2%と約半数で、「今の地元を離れたくないから」が31.0%と続いた。その他の理由としては、「長男の自由にさせてあげたい」「長男の仕事の都合もある」といった長男を気遣う声も多く聞かれた。
(フォルサ)

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