AIシステムやIoTサービスを開発するベンチャー企業パーソンリンクには、独自の制度「おしゃれ手当」があります。これは全社員に対し、ヘアカットやネイル、衣類購入など身だしなみやおしゃれにかかる費用のうち月5000円までを会社が負担するというもの。2016年10月からスタートし、4月から適用範囲を靴やかばん、腕時計など服飾小物や化粧品の購入にまで拡大しました。

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 エンジニア不足が深刻化している中、同社の代表である葛山さんはエンジニア職が抱かれがちな「暗い」「人とのコミュニケーションが苦手」「モテない」といったネガティブなイメージに着目。こうしたイメージを払拭し、エンジニアを目指す人が増えればと考えました。ドラマに出てくるエンジニアはメガネにヨレヨレのシャツを着ているといった設定が多い……そんなイメージを覆すために設けられたのがおしゃれ手当でした。

 この制度をきっかけに社員たちが自身の髪型や服に興味を持つようになり、新しく買った服をアピールするためにInstagramを始めた人もいるそうです。取引先からも「クリエイティブな仕事ができそう」「ほかのIT会社よりも明るく清潔感があって接しやすい」と好評なんだとか。またトレンドに対するアンテナが磨かれ、サービス開発のヒントを得られる、社内のコミュニケーションが増えるなどの効果もあったといいます。

 同社によれば、おしゃれ手当は採用にも貢献。社員の雰囲気を見た応募者が「他のIT企業より明るく、ライフワークバランスが良さそう」とポジティブなイメージを持ち、制度実施後である2018年度内定合格者の入社率が89%と過去最高を記録したそうです。社員がおしゃれであることが、こんなに大きな影響力を持っているんですね。女性としては、化粧品にも適用されるのが本当にうらやましい……!

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