【ワシントン時事】米政府は13日のシリア攻撃発表に合わせ、同国での化学兵器使用に関する分析結果を公表した。首都ダマスカス近郊の東グータ地区ドゥーマで多数が死傷した7日の攻撃について、猛毒の神経剤サリンが使われたことを示唆。現地の交戦当事者で、そうした攻撃が可能なのはアサド政権軍だけだと強調し、米軍による武力行使を正当化した。

 米政府はこの中で、現地の映像や画像を根拠に、ドゥーマへの攻撃では少なくとも2個の「たる爆弾」が使われたと主張。爆弾投下後に現場入りした医療関係者らの報告として「塩素ガスの強烈な臭いとともに、サリンを浴びたのと一致する症状が(被害者に)見られた」と明らかにした。

 また、残骸の画像解析結果として、たる爆弾が「政権による過去の攻撃で使われたものとほぼ一致する」と分析した。爆弾投下時にドゥーマ上空で、政権軍とみられる複数のヘリコプターが目撃されたことも紹介。「内戦で航空作戦を遂行する非国家集団はない」として、政権軍による攻撃だと断定した。