50歳の時点で一度も結婚をしていない「生涯未婚者」は上昇の一途を辿っている。自由恋愛市場において40歳で結婚歴なしはかなり敬遠されるが、一口に独身男といっても、結婚願望のある/なし、楽観的か悲観的かでタイプは分かれる。今回は“負け組”要素をはらむ独身男たちの生態と主張を、詳しく検証していく。

◆自分の容姿にコンプレックス。女性と対等に付き合えない
…坂本光司さん(仮名・42歳)教育関連・年収500万円

 学生時代から自分の容姿に自信のなかった坂本さん。生来のシャイな性格も災いして、なかなか自分から女性にアプローチをすることはできなかった。

「20代の頃は、少しでも見た目をよくしようとオシャレにも気を使っていたんですけど、それで女性が振り向いてくれるわけじゃない。おじさんになると洋服にお金をかけるのがバカらしくなりました」

 趣味は麻雀に一人旅と、女性を必要としないものばかり。若い頃は仕事が忙しかったのもあって寂しいと思うことはなかったが、30代を過ぎたあたりで寂しさが募った。

「一時期は婚活にハマりました。でも嫌な思いばかりしましたね。婚活パーティに参加しても、年収が500万円程度だと見向きもされない。それに僕は理想が高くないので相手の容姿は気にしないんですけど、婚活パーティに参加する女性はいくつになっても高望みなんですよ。面と向かって『不潔感がある』と言われたこともあります。身だしなみは、ちゃんとしているつもりなので、僕の容姿が気に入らなかったんでしょう」

 婚活サイトや結婚相談所に登録して実際に会うこともあったが、容姿コンプレックスで対等に話すこともできずに連戦連敗。

「それでも40手前で、婚活パーティで知り合った女性と付き合うことになったんです。相手は結婚に前向きだったんですけど、交際3か月で、いきなり家が欲しいと言い出したんです。まだ人生設計すら話し合ったことがないのに早すぎるじゃないですか。それで結婚しても長続きしないと思って、僕のほうから別れました」

 この一件に懲りて、婚活はやめることにした。今は自然な出会いを求めているが、女性と知り合う機会は皆無だという……。

― 負け組[独身男]の横顔 ―

体調を崩して現在は仕事を休業中。投資で定期的な収入があるので生活の不安はないが、出歩かないので、ますます出会いに縁がない