サークル

(Kavuto/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)

人脈を生かして商品を広め、勧誘や販売に成功したら、成功報酬としてお金が手に入る「ネットワークビジネス」。

近年は、「ラクして大金が稼げる」と期待させて勧誘するなど、若者が被害に遭うことも多くなっていると言われる。

しらべぇ取材班は、大学時代にネットワークビジネスをしたことがある男性(20代)に話を聞いてみた。

(1)高校時代の友人からの連絡で始まった

「卒業してから会っていなかった高校時代の友人から、SNSを通じて突然連絡がきて会ったんですが、そこに男性も一緒に来ていて紹介されました。

その男性がネットワークビジネスをしており『芝浦に数億円のマンションを購入した』『働かずに簡単に稼げるんだよ』などと、話や写真を見せられ、興味が出てきて開始したのがきっかけです」

(2)登録料や商品購入で数十万円

「最初に登録料や、化粧品などの美容用品を売るネットワークビジネスだったのでダンボール数箱分の商品を購入させられて、30万円近くが吹っ飛びました。

でも紹介者からは『みんな欲しがるからすぐに元が取れるよ』と言われたし、当時はバイトがつらかったので、『これで働かずに、億万長者になれる』と期待していましたね」

(3)しかし買ってくれる人はいない…

「まず商品を売ったり勧誘したりするのは周りの友人で、そこからどんどん広めると教えられたんですが、当然ながら周りからは嫌がられ、だれひとりとして興味を示さない。

また気持ちが焦って、当時の彼女にも『これいいよ!』と商品を売りつけようとしてしまい、『ネズミ講の商品を売りつけた。私でお金を稼ごうとした』と振られました…」

(4)紹介者のカモにされていることに気づく

「紹介者に売れないことを伝えると、親身に相談に乗るふりをして『新しい美顔器が発売された。それなら売りやすいから購入して紹介してごらん』と、どんどん僕に売りつける。

最初は必死だったこともありアドバイスを受けて購入していましたが、何回目かで『あっ、そうか。僕も芝浦にマンションを買えると思ったけれど、僕が芝浦のマンションを買うためのカモにされているんだ』と、ふと気づきました」

(5)最後に残ったのは大量にあまった在庫だけ

「結局、ネットワークビジネスがきっかけで周りからは人が去っていき、彼女にも振られて、残ったのはひとつも売れずにダンボールに大量に残った在庫だけ…。

でも洗脳されたりハマったりして、ネットワークビジネスにどっぷり浸かっちゃう人もいるようなので…数十万円の被害で済んだ僕はまだマシで、早めに抜け出せてよかったのかなと思っています」

■勧誘を受けたことがある人はどれくらい?

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,378名を対象に調査をした結果、「怪しい勧誘を受けた経験がある人」は全体で33.3%。

性年代別で見ると、20代以外を除いて、ほぼすべての年代で男性のほうが勧誘経験が多いことがわかった。

怪しい勧誘性年代別グラフ(©ニュースサイトしらべぇ)

悪質なネットワークビジネスもあるようだ。ラクして大金が…などと言われても、「うまい話には罠がある」と警戒したほうがいいのかも。

・合わせて読みたい→「異業種交流会」で本当にあったとんでもない体験5選

(文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名 (有効回答数)

人脈も金も消えた! 「ネットワークビジネス」に騙された大学生の末路