日本と違って中国では果物の価格が非常に安く、気軽に果物を購入することができる。しかし、果物の味や見た目は価格相応のものであり、品質は決して良いとは言えないのが現状だ。中国メディアの騰訊は15日、果物のうち「イチゴ」を例に挙げたうえで「日本のイチゴは高額だが、それに見合った美味しさと品質が担保されている」ことを指摘し、日本の高級イチゴを見て「仰天」したという中国人のエピソードを紹介している。

 記事は、3月末に中国でイチゴのブランド品評会が行われ、世界各国から様々なブランドのイチゴが出品されたと紹介。会場には非常に数多くのイチゴが並んだというが、なかでも一際目を引くイチゴがあったと伝え、「大きさは普通のイチゴの約2倍ほどで、色は赤ではなく白が混じったような薄いピンクであり、そのイチゴは普通の化粧箱ではなく、木箱に入れられていた」と紹介し、それこそ日本の「軽井沢貴婦人」というブランドイチゴだったと伝えた。

 さらに、「軽井沢貴婦人」は1箱にわずか9粒しか入っていないが、最高で「1粒」が80元(約1367円)もするほど高級なイチゴであることに仰天したと紹介。なぜなら中国で生産されているイチゴは500グラムあたり20元の値がつけば「十分満足できる」水準だからだと伝えた。小ぶりなイチゴは1粒で30グラム前後であり、日本のスーパーで販売されているイチゴは1パックあたり250ー300グラムほどだ。中国では2パック分のイチゴが20元で売れれば「十分満足できる」水準であるというから、「軽井沢貴婦人」がたった1粒で80元もするということは中国の農業関係者からすれば大きな驚きであるのは想像に難くない。

 記事は、イチゴという果物を見るだけで中国の農業が直面する課題が見えてくるとし、優れた品種がないことや栽培・加工技術の不足といった表面的なものから、産業構造や市場の規模、さらには、国の政策といったものまで解決すべき問題が山積していると指摘。さらに、日本と中国のイチゴの価格にこれだけ大きな差が生じる要因の1つは「ブランドの有無」であると伝え、中国のイチゴ栽培はもちろん、農業全体が目指す方向性こそ「ブランドの確立」であると指摘した。

 また、日本のイチゴを見ていると「中国もブランドの確立のほか、新品種の開発や規格に合致したイチゴを大量に生産する方法の確立に取り組む必要があると強く感じた」と伝えつつも、日本ではイチゴが1粒80元で売れることもあるという事実に「羨望の気持ち」を抱かざるを得なかったと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
こ・・・これが日本のイチゴ? 中国人が「仰天」した日本の高級イチゴ=中国メディア