昨年10月の埼玉県春日部市長選をめぐり、僅差で敗れた岩谷一弘氏(52)が16日までに、県選挙管理委員会を相手取り、現職の当選無効を認めなかった裁決の取り消しを求め、東京高裁に提訴した。

 市長選では、現職の石川良三氏(66)が新人の岩谷氏を僅差で破り、4選を果たした。

 市選管は昨年12月、全投票用紙を点検し、当初より3票少ない5票差としたが、当落は変わらないと判断。申立人の有権者の男性は市選管の決定を不服とし、当選無効を求め県選管に審査を申し立てたが、3月に棄却された。

 県選管は「訴状が届いておらず、把握していない」とした。