袋にスゥ~と染み渡るダシ、心地よい喉越しの麺が自慢「めん処 三喜」

【写真を見る】老舗の安ウマ海鮮丼「柳橋食堂」の「海鮮丼」(1杯670円)は5種類のネタが盛られる

市場から続く細路地に建つ「めん処 三喜(みき)」は、製麺所も兼ねた人気うどん店。その歴史は古く、戦前福岡市千代で創業した食堂「三福」が前身だ。1950(昭和25)年、この地に店を構えて以来、市場とともに歴史を重ねてきた。

厨房に立つのは3代となる三木勝一さん、規子さん。330円の「かけうどん」の他、「ゴボウうどん」、福岡市原の老舗「木村蒲鉾店」の丸をのせた「丸うどん」はともに1杯430円と、各メニューコスパも優秀。また、うどんダシとの相性抜群の「いなり」(1皿160円)も人気が高い。

ダシは、イリコサバ節、昆布などの物が上品に香り、程よい気。博多らしい、柔らか食感の麺が入る。同店は8時から営業。袋にスゥ~と染み渡るダシ、喉を心地よく通る麺のうどんめて、市場関係者だけでなく、多くの地元民が朝食でも利用する。

[めん処 三喜]福岡県福岡市中央区1-7-1 / 092-761-0225 / 8:00~17:00(LO) / 日曜祝日休み

■ “盛り”が見事!老舗鮮店の安ウマ海鮮丼食堂」

1962(昭和37)年創業の「吉田店」が手がける大衆食堂「食堂」。確かな利きで、福岡市内のホテル和食処の職人からも絶大な支持を集める店吉田精一さんが、“市場に並ぶをその場で味わいたい”という客の要望に応え、2000(平成12)年に開いた。

一番人気は1杯670円で食べられる「海鮮丼」。リーズナブルな値段はもちろん、マグロイカ身(タイorヒラメ)、ブリサーモンと5種類のネタが入り、ボリュームも申し分なし。は鮮店内にある巨大な生け簀からあげ、注文後にさばくので鮮度抜群だ。

近年急増している外国人観光客には、ウニ、イクラを追加でのせた「デラックス海鮮丼」(2000円)が好評。海鮮丼タレは、甘くて濃厚な福岡醤油ベース旨味をより生かすため、漬けにはせず、さっと絡めるのもポイントだ。定食など鮮魚料理も豊富で、店先に並ぶ刺身や大皿の煮付け、巻き寿司なども購入してイートインもできる。

食堂]福岡県福岡市中央区吉1-1-10 / 092-761-1811 / 9:3016:00(LO15:30) / 日曜祝日休み

ユニークかわいい!多な練り物が人気の「高松蒲鉾

高松蒲鉾」は、昭和20年代に創業したカマボコの老舗。店先には、約30種類とバラエティ豊かな練り物や天ぷらズラリと並ぶ。各種商品のベースとなる白身魚のすり身は、エソやスケトウダラを使用。つなぎを極抑えているため、心地よい弾とモッチリとした食感があり、のしっかりとした味わいが特徴だ。

なんといってもイチオシは、小ぶりサイズの多な練り物。人気No.1の「ごぼう」(92円)をはじめ、エソのすり身を揚げたNo.2の「ギョロッケ」(55円)や、ミニトマトをすり身で包んだNo.3の「とまべぇ(プチトマト入り)」(98円)など、ユニークな商品がそろう。

他にも、「とんこつラーメン」(194円)や「お米」(162円)、「枝豆よせ揚げ」(100g162円)など、人気商品がラインナップ。になると「うずら」や「ぎんなん巻き」など、おでんの具としても重宝するネタが増え、品ぞろえは50種類近く。

高松蒲鉾福岡県福岡市中央区吉1-3-6 / 092-761-0722 / 5:3017:00 / 日曜祝日休み

■ 親子3代続く和菓子店のパン高島屋やなぎばしのぱん屋さん」

1952(昭和27)年創業、連合市場の東口に店を構える「高島屋やなぎばしのぱん屋さん」。60年以上の歴史を誇る和菓子店だが、3代の夫妻が作り始めたパンも名物になり、今では常時20から30種類が並ぶ。

幕末、近くにある住吉をかけた稲が名の由来の「弥バーガー(チキンカツ入り)」(350円)やガラダシのルーが特徴の「やなぎばしカレーパン」(180円)、昭和の味を復活させた「レモンケーキ」(160円)なども代表作だ。

60年以上の歴史を誇る和菓子部門では、豆大福さくらイチオシ。店はテイクアウト専門だが、向かいの「manu coffee 店」に、パン菓子を持ち込むこともできる(「manu coffee 店」で要コーヒー注文)。両店ともから営業しているので、モーニングにもぜひ利用してほしい一軒だ。

高島屋やなぎばしのぱん屋さん]福岡県福岡市中央区吉1-2-1 / 092-761-3462 / 9:0018:00 / 日曜祝日休み

辛子明太子クジラが名物!博多の台所・市場の「幸村英商店」

1965(昭和40)年創業の「幸村英商店(ゆきむらえいしょうてん)」は、“辛子明太子”と“クジラ”の2本柱に干物鮮加工品を扱う。日々研鑽を重ねた独自製法で仕上げた辛子明太子は、味にうるさい博多料理人をも唸らせる。

辛子明太子」(中辛100g864円~)は素材選びからこだわり、室蘭、羅臼など北海道産の良質なタラコを吟味。唐辛子で仕込んだ秘伝のタレで約10日間しっかりと熟成させることで、ピリリという辛さ、プチプチッとした粒立ちを際立たせる。「切子明太子」(1080円)など割安で販売する“本日のお値打ち品”もおすすめ。

辛子明太子と並ぶ人気クジラは「うね」(アゴから下の)、「ひゃくひろ」(小腸)、「さえずり」(舌)、「ベーコン」などをそろえ、盛り合わせは3240円から販売する。刺し身、煮物、といった部位ごとの最適な食べ方は、店幸村太郎さんをはじめ、クジラに精通したスタッフが教えてくれる。

幸村英商店]福岡県福岡市中央区吉1-6-1 連合市場内 / 092-751-2154、092-751-7940 / 8:00~17:00 / 日曜祝日休み(九州ウォーカー九州ウォーカー編集部)

「丸天うどん」(430円)。大判の丸天は「木村蒲鉾店」から仕入れる。弾力があり、魚のすり身の味がしっかり