中国では地下鉄や高速鉄道などでも乗客の手荷物検査が行われている。日本人からすれば煩わしいことこのうえないのだが、逆に中国人から見ると日本では新幹線などで手荷物検査を行っていないことが不思議に感じられるようだ。

 中国メディアの網易はこのほど、日本を訪れた中国人にとって理解できないことの1つが「地下鉄や新幹線で手荷物検査やセキュリティチェックが一切行われていないこと」だと紹介する一方、日本の治安を考えると「確かに行う必要がないのかもしれない」と伝えている。

 記事は、日本の公共交通機関では「X線による手荷物検査」はおろか、警察や警備員すらいないと伝え、日本人はなぜこれほどまでに警戒心に欠けているのかと疑問を投げかけた。

 続けて、新幹線でも2015年に放火事件が起きたことがあると紹介する一方、なんとこの事件は1964年に新幹線が開業して以来、初めて起きた放火事件だったと紹介。開業から50年以上が経過していたにもかかわらず、放火事件は1度しか起きていないことに驚きを示し、それだけ新幹線での事件発生率が低いことを示しているのだと論じた。

 また記事は、日本の各駅で手荷物検査を行うことは莫大なコストがかかるうえ、乗客のスムーズな移動に深刻な影響をもたらすことを強調。こうした理由から、日本の公共交通機関では手荷物検査が行われていないのではないかと考察しつつ、手荷物検査が行われていないのは「日本人が警戒心に欠けているのではなく、手荷物検査を行う必要性が薄いのだ」と指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
手荷物検査なしの新幹線「日本人は警戒心がないと思ったら、そうじゃなかった」=中国メディア