ミッショントラブルから、1時間チョイで極限耐久テストを終えたHKSスーパーソアラC240。しかし、エンジンなどの耐久性の高さは実証されました。今回はこのテストをピットから見守ったOPTスタッフからの印象をプレイバックしてみましょう!

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HKSスーパーソアラC240 高速極限耐久挑戦
AMGベンツよりアルピナより速く、スーパーソアラは走り続けた!
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コイツは掛け値なしの240km/hクルーザーだ!

不思議だ! 確実に240km/h以上のハイスピードで突っ走っているのに、なぜかそんなに速く感じられない! フェアレディZやサバンナRX-7のように強烈に速さを主張したボディスタイルではないからか。それもある。ノーマル車と同等の静かなエキゾーストノートの効果も大きい。が、それ以上に、安定感のある走行フォルムの印象が、視覚的スピード感を押さえているのだ。

実際にコースを周回してくるスピードはノーマルカーの比ではない。かなたのバンクから闇を裂く光が見えたかと思うと、周囲の空気を揺るがし、低音の乾いた排気音を残してC240は反対側のバンクに消えていく。そしてその排気残響が消えたかなと思う頃には再び、ヘッドライトの光が迫ってくるのだ。

1ラップ、約1分20秒、これでもう5.5kmを走り切っているわけだ。1周してくる間にまったく待つという感覚はない。みるみるうちにラップが積算されていく。

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C240…さすがにオーバー240km/hクルージングカーだ。この速さに匹敵する国産ノーマル車はない。輸出仕様のフェアレディ300ZXが241km/hをマークしているが、これも1ラップ狙いのベスト瞬間最高速だ。それを比べるならC240は軽く259km/hに達している。

ヨーロピアン・スーパーカーでも、フェラーリBBは260km/h以上をマークしているが、あのカウンタックの記録は257km/h。なんとC240の方が速いのだ。

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もちろん、国産車も含めてチューンドカーとなれば300km/hの大台をも狙う怪物マシンが少なくない。が、それらの記録もほとんどが1ラップ・スペシャルで叩き出したものだ。ターボ車はギリギリまでブーストを上げ、ガスを絞り、極論すればとにかく直線計測区間さえエンジンが持ちこたえてくれたらいいという極限パワーを絞り出すセッティングだ。その最高速をキープして何10周も回るなんて芸当は、はなからできない相談なのだ。

速度無制限のアウトバーンの激走ではC240の勝ちは動かないところだ。本場ヨーロッパ仕様のAMGベンツ500SLCやアルピナB9を向こうにまわしてもヒケはとらない。彼らですら最高速230km/h台カーなのだから!

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ピットからでも、この静かなる極限挑戦は異様に見えていたようですね。AMGよりもアルピナよりもC240! しびれるフレーズです(笑)。では次回その5では、この日のアラカルトをご紹介します。

[OPTION 1984年12月号より]

(Play Back The OPTION by 永光やすの)

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AMGよりアルピナより、HKSソアラC240。その意味とは? その4【OPTION 1984年12月号より】(http://clicccar.com/2018/04/17/578951/)