電通は4月16日、労働環境改革の一環として、月1回の「インプットホリデー」を6月から試験導入すると発表した。また社員のコンディションをチェックするために試験導入していた「バイタリティノート」というシステムを7月より全社に導入する。

インプットホリデーの日は全社一斉に休暇を取得する。年内の実施予定日は、6月8日(金)、7月11日(水)、8月8日(水)、9月21日(金)、10月10日(水)、11月9日(金)、12月12日(水)の全7回だ。

「年間100時間以上の学びの機会」も提供

電通で働き方改革が進む

同社はこの制度の目的について、次のように説明している。

「この日はコンディションを整えたり、自己啓発に打ち込むなどして、より良いアウトプットのために自分にインプットする日とします。休むことが社員個人にとっても、その家族にとっても、顧客や当社にとってもプラスになる環境の醸成を目指します」

同社は今年4月から、「バイタリティノート」を試験導入していた。パソコンに自動で表示される質問に回答するだけで、マネージャーと本人がその日のコンディションを把握できるというものだ。

また「年間100時間以上の学びの機会」も提供する。「社員の成長こそが会社の成長の源泉である」という考えに基づき、10月から徐々に学びのプログラムを増やしていくという。

他にも「業務プロセスを見える化し、システムで一元管理」、「人事制度の見直し」等で働く環境の改善を図る。

元電通コピーライターは「フツーに家で働いてるんちゃうかな…」とツイート

2015年に新入社員の高橋まつりさんが過労自殺をして以来、同社の働き方が改善されるのか注目が集まっている。今回の施策で労働環境の見直しは実現するのだろうか。

元電通のコピーライターでコラムニストの前田将多さんは4月17日、インプットホリデーについて「フツーに家で働いてるんちゃうかな…。僕は忙しい時は、週末に雑務をしに電通行って『あー、電話もメールも来ねえからやりやすい…』と思ってたけど…」とツイートしていた。全社一斉休業にしても、働いてしまう人が多いのではないか、というのだ。。

他にもネットでは「そもそも有休取りやすい雰囲気なのかとか、他の日に仕事のしわ寄せがないかとか」といった声が出ていた。